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不決断。

日本人は現金志向が強いとされている。今は預金の利率が低い状況になっているが、それほど現金志向で無くなっているとは言い難い。そして昭和の後期(1970年の大阪万博以降)では利率はもっと高かった。ある意味で決断をしないで漫然と普通預金に現金を貯めていてもさほど損はしなかった(もちろんリスクを負った方がより儲かったとは言えると思うが)。それで85年のプラザ合意をきっかけに株式市場ブームがやってきて、証券会社は株を購入すれば必ず儲かるからと決断を人々に強いるようになった。もちろん得をしたケースはある。しかし89年12月を峠にして株価は低下したので多くの人間が損失を被った。日経平均株価は今でも89年の水準を取り戻せていない。