F-nameのブログ

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不寛容。

バッシングが多発する日本の社会を「不寛容社会」として問題視する立場がある。ただ「不寛容」になるのは日本特有のものではない。端的に言うと第2次世界大戦でドイツなどで起こったユダヤ民族のホロコーストは不寛容の最たるものである。後はアフガニスタンを支配しているタリバンが、教育を求める女性のデモを弾圧するのも不寛容である。まあだからと言って、日本社会が過度に「不寛容社会」であるのは改めていかなければならないだろう。ただ何を言っても寛容であらねばならないというのもまた違うと言わなければならないのが、書いていて何とも割り切れないところでもある。例えば大学の入試試験に際して、女性医師が多くなると外科志望の医師が少なくなるからと男子の受験生に一定点数を加算するということが行なわれた。これについても寛容であらねばならないか、となると難しい問題になる。