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聴覚障害の理解と指導(特別支援教育基礎論第9回)

普段は耳で情報をキャッチすることが多いので、聴覚障害を持つ人のことはあまり想像ができないのは問題だと思う。

 

左藤敦子。聴覚障害の理解と指導。聴覚障害とはどのような?日本の聴覚障害教育の成立と流れ。コミュニケーション方法など。聴覚障害教育の環境の変化での課題。伝音難聴。多様なコミュニケーション手段。人工内耳。
聴覚障害とはどのような障害か。音が聞こえにくい。聞こえないことは人から人を引き離す。ヘレン・ケラー。難しさが。一人ひとりの聞こえの状況により様相は異なるが、4つ。音声情報の効率的活用の難しさ。警報音に気づきづらい。ステレオの音量、電話などの音に気づかない。放送が聞こえない。聞こえの状況の難しさ。コミュニケーション。相手に意図を伝えづらい。口形で意味を感じ取るが、似ている言葉は区別がつきにくい。早口や二重否定や比喩などの表現も。集団での会話やコミュニケーションも難しい。複数の人と同時には難しいことが。家族のだんらんに入れない。飲み会に参加しづらい。店員の説明がわからないなど。書き言葉としての日本語の習得が難しい。聴覚障害の人にとり手話は大事だが読み書きの日本語の習得も大事。長年の課題。外見からは気が付かれにくい。無視されたとの誤解が。一対一であれば問題がない場合もあるので。人工内耳を使えば大丈夫?補聴器でも同じようには聞こえない。日常生活上だけでなく社会性の問題にも。聴覚障害児の特性。
聴覚障害の人の音の聞こえ方。聞こえ方の状態。どの部位が障害があるか。聞こえの仕組み。耳は外耳中耳内耳に。中耳は鼓膜から耳小骨まで。音を大きく。テコの原理で音を増幅させる。内耳を構成。カタツムリの渦のように。蝸牛。振動が増幅される。音の振動は電気信号に。大脳に到達する。音を物理的振動に。伝音系。感音系。外耳中耳を伝音難聴。内示は感音難聴。聴こえる音の範囲が狭くなる。音の大きさ。聴覚障害の分類。デシベル。電気屋さんの家電の表示。0デシベル。最小の音。日常生活の大きさ。通常の会話が60デシベル。クラクションが100デシベル。聴こえる音の大きさにより分類。音の高さも重要。聞こえの様相。デシベルと音の高さ。ヘルツ。数値が大きいほど高い音。言葉にも高い音と低い音。聴覚障害の人にとりサ行などは聞き取りが難しい。特別支援学校やろう学校の児童は感音難聴が多い。補聴器や人工内耳が活用される。補聴器。音を集めて音量を大きく。人工内耳は電極を埋め込む。手術が必要で適応に幾つかの条件が。手術前から家族や医療施設内外の協力体制が必要。人工内耳のメリットとデメリットを。同じような聞こえを保障する訳ではない。
聴覚障害教育の成立とコミュニケーション法。歴史は音声言語の口話法か手話法かの論争。長い歴史の流れを。優勢は交互に。ヨーロッパは個人教授から。18世紀に学校教育が。当時は手話による教育が優勢だったが口話が優勢に。1880年のミラノ。手話法から口話法に。日本でも口話法が。日本の聴覚障害教育。明治時代に入ってから。聴覚障害者のそれ以前の記録はあまり残っていないが。自立生活には程遠く社会的に恵まれていたとは言えない。71年に建白書が。聴覚障害教育が建設される。結婚についても。山尾庸三。一緒に長州藩からヨーロッパに派遣。グラスゴーで造船技術を。手話に衝撃を受ける。立派な職人に。聾教育の必要性を。吉田松陰に聴覚障害の弟が居る影響も。78年に京都で学校が。身振りや手話が用いられていたが大正時代になり口語に。川本卯之助。西川吉之助。橋村徳一。口話による教育を。東京漏話学校。手話言語は直感的であり抽象概念を表現することは困難。橋村徳一は名古屋で発話自然主義などの方針。西川吉之助。娘に口話教育を。欧米の研究誌などで独学で。啓蒙のために娘はラジオ番組に。口話教育推進の原動力に。口話教育の広がりに異論を。高橋清。適さない子どもには手話法を。手話の高橋。昭和8年に口話教育に努力されたしと。手話口話の論争。「我が指のオーケストラ」。口話法の拡充。戦後の混乱で休止状態に。48年に盲学校聾学校の義務化が。補聴器の向上で聴覚の活用に。聴覚口話教育。60年代後半からはコミュニケーション手段についての議論が。トータルコミュニケーションを。コミュニケーション手段。9度スピーチ。視覚的に一対一で。指文字。視覚的サイン。トータルコミュニケーション。限定しないで可能なすべての手段を用いて教育を。平成に掛けてテレビドラマや映画の影響で手話の必要性が。教育に手話を、という要望。ろう者独自の手話とバイリンガルを。音声言語による教育への期待も。
日本の聾学校や特別支援学校ではどのようなコミュニケーション手段が。大半の学校は複数組み合わせて。手話の使用については80%ほどを占める。日本手話による教育は少ない。日本語対応手話。子供同士のコミュニケーションが取れる。スピーディーに。個々の子どもに応じてどのような成果があるかを。メリットとデメリットを。
聴覚障害教育の実際。特別支援学校の教育課程。自立活動が。障害を克服するように。自立活動の内容。聴覚活用についての事項。補聴器や人工内耳。耳の仕組みや聞き取りの練習。発音発話に関する内容。舌や顎などの器官の動き。発語や発音。音韻習得も視野に。コミュニケーションや日本語習得。障害認識。聞こえないという特徴がある自分を肯定的に。周囲への認識。コミュニケーションによるトラブルも。自信を失ったりして社会的適応に影響を。聴覚障害を持つ自分を肯定的に。手話やろう文化を。聴覚特別支援学校。中核的役割も。聴覚障害教育では3歳からの教育に力を。98年頃からの新生児聴覚スクリーニング検査や乳幼児の増加で0才児からの教育がスタンダードに。相補的連携が。
聴覚障害教育の課題。手話は言語である。教育における手話の重要性。学習指導要領でもコミュニケーション手段を用いて意思の伝達を。多くの特別支援学校などでは日々実践を。手話言語の習得や日本語の習得は明らかでない場合も。通常の学校で学ぶ聴覚障害児が増加。音声情報をどのように?聴覚障害児に対する補聴援助システム。手話通訳などの方法が。学習形態や学習内容などを考える必要がある。音声情報についての環境整備も。机の脚にカバーの利用。座席位置の配慮。ミニ黒板などの。情報保障。聴覚障害児が能動的に参加できるような環境を。授業の中だけではない学びの保障を。更に大事なのは通常の学級で学ぶ場合、障害認識や自己肯定感が育ちづらい。聴覚障害の人と積極的に交流できる機会を。多様なニーズを持つ子ども。インクルーシブ教育の推進。期待は大きい。地域資源が十二分に機能するシステムを。
聴覚障害。感音難聴と伝音難聴。聞こえの仕組み。補聴器や人工内耳。現在に居たる聴覚障害教育。学校教育として成立。口話法と手話法で模索が。最近ではバイリンガルろう教育を。書き言葉としての日本語。使用されるコミュニケーション手段も。手話には日本手話。日本語対応手話。独話。聴覚障害者によるトータルコミュニケーション。聴覚障害教育の内容として同じ教育目標の準じる教育。自分の聞こえを把握して聴覚障害を持つ障害認識を。人工内耳を活用する子どもの増加。情報保障、視覚化して伝えるだけではなく能動的に活用できる環境を。

 

特別支援教育基礎論 (放送大学教材)

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