スイスの教育者として名高い。1746年に彼は出生する。1774年に貧民学校を創設してからの教育実践でヨーロッパで知られるようになる。ただそれまでは変遷がある。幼少の頃からドイツ語学校やラテン語学校を経て、大学に進学したが当初は神学を志した。当時はルソーの思想が席巻していて、その影響からか法律家になることも考えたそうだが、結局は農業を改革することに決めて1769年にチューリヒ郊外に農場を開く。それは上手くいかなかったが、その過程で教育実践に目覚めたとされる。人間の20代はなかなか生涯の目標が定まらない時期なのかもしれない。