キリスト教では説教というのが一般に広く行なわれている。例えば教会で神父さんが説教することは、キリスト教が一般的な国では常識の類に属することであろう。ところで半世紀近く私が学会員である(当然だが形式的である)ので創価学会について書くと、説教に類することはあまり行なわれていない模様である。名誉会長のスピーチは決して説教臭い代物ではないし、他の人間のスピーチも説教という概念から遠い(ように心がけているようだ)。稀に説教臭くなる男性の幹部がいるようだが、例外なく婦人部の方々から嫌われる。それで婦人部が動かないと何も動かないのが創価学会の長年の伝統であるので、その男性幹部はつんぼ座敷に置かれることになる。なかなか厳しい組織であると言える。