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愛妾。#類語新辞典

自分とは別の妻を持つ男性と性的な関係を持ち、その男性から経済的な援助を受けて生きている女性を、俗に言う「妾(めかけ)」と呼んだ。過去形にしているのは、近頃ではとんと耳にしない言葉であるから。今風に言えば「愛人」ということになるだろうか。それで愛している妾は「愛妾」となる。山崎豊子先生の小説「白い巨塔」にも、主人公の愛妾とされるホステスが登場する。途中では主人公の助けを受けて、夜景の美しいアパートに引っ越すまでに。しかしながら、財力と体力と時間が無ければ妾を持つのは至難の業であろう。なお事例は多くないが、「男娼」を持つ女性も居る。多くないと書いたのは、単に経済力の問題である。