粗暴犯と言うのが警察白書に定義されている。他人に対して暴力を振るった(或いは振るようと思った)犯罪を指すというのが一般的な定義であるが、警察白書に於ける粗暴犯は、暴行・傷害・脅迫・恐喝・凶器準備集合を指す(定義を明確にしないと統計にならず年度間の比較が出来ない)。それで「凶悪犯罪」と言う言葉が頻繁に使用されるが、中に入るとされる犯罪の種類は人により違ってくる(なので統計には作りづらい)。なおマスコミを見ると凶悪犯罪が立て続けに起こっているように感じられるが、単に珍しいのでNEWSで取り上げやすいからであろう。日本の犯罪の認知件数の中での粗暴犯の割合は1%未満とされている。