高校の科目の世界史では、例外もあるが、先ずは人類の四大文明に言及が為される。ただ本当に4つあったのか、他の別の地域にも同じような文明があったのではないか。議論は尽きない。それで日本にも同様に古くから文明が発達していたのではないかと言う意見もある。明治時代から考古学は色々と解明を続けている。この時代に文字で書かれた記録はないと考えられ、歴史学というより考古学の研究対象とされる。それから日本は偉大な筈だ、と主張されることが少なくない。しかし、それがバイアスbiasに繋がっていないかはまた問題である。
要するに歴史と呼ばれるモノは幾らでも変わり得る。今は鎌倉幕府の成立を1192年とは見做さない(「いいくに」で語呂合わせをした方もいらっしゃると思うが)。
