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「市民自治×学問📘深掘り解説!」(市民自治の知識と実践第3回) #放送大学講義録

専門家との繋がりは大事なことであろう。

 

------講義録始め------

 

市民自治の知識と実践第3回では、学問と実践の関係性、特に市民自治の文脈でのその関係性を考察しました。学問論としての「職業としての学問」という視点を取り上げ、1917年頃にマックスウェーバーによって行われた講演を基に、学問の本質とその時代背景を考察しました。

ウェーバーは20世紀の社会において、専門家やスペシャリゼーションが不可避であると指摘しました。学問の目的は、予言者や人生の指南役を作ることではなく、専門家やスペシャリストを養成することであると語っています。また、学問の範囲内で正確な情報を提供することが学者の役割であると強調しました。

ウェーバーの視点を基に、市民自治における専門知識の重要性を再評価しました。理想的には、市民自体が専門知識を持つことが望ましいとされていますが、現実的には困難です。そのため、専門家と市民が協力して作業を行う必要があります。市民、専門家、公共的権威の3つのアクターが重要な役割を果たし、合意形成が必要とされます。

現代社会の複雑性を背景に、学問的リテラシーの重要性が強調されました。学問的知識を持つことは、実践の中での複雑な問題に対処するために不可欠です。放送大学では、このような学問的リテラシーの開発が期待されています。

次回のテーマでは、社会の組織化について考察します。今回の学びを基に、次回の議論に繋げていただきたいと思います。