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川崎殺傷事件から1週間。

川崎殺傷事件から1週間になる。被害者や遺族及びその関係者にとって、何故あんなことになったのかは是非知りたいところだろう。単なる不条理な事件と捉えるより、意味を捉えることで癒しに繋がるのだろう。それと恐らく関係はないけれど、報道で真相解決が叫ばれ色々語られている。しかし、以前にも書いたが、真相解明は無理だろう。事件を起こした時の心理なんて、後から把握するのは難しい。何故そんな行為をしたか分からない、という経験は誰もがしている筈。ましてや犯人は既にこの世に居ない。人々は分からなさに耐えられないので、差し当たり犯人の属性を理由としてでっち上げるのだろう。引きこもりの人への偏見が助長される。社会的排除をしてしまい、自分には関係ないと見做す。大衆は度し難い。まあ私もその1人だけど。

語用論(1)-言外の意味のコミュニケーション-(新しい言語学第9回)

人の話す意図を把握するのを、自分は苦手にしているなあと痛切に思う。

 

言語習得。語用論。認知言語学。何を明らかにするのが目標なのか分かりづらい。語用論に出会ったのは?80年代の後半。大学院で語用論に出会う。ロンドンに留学。学問研究として。大学では語用論の授業は無かったのが普通。コミュニケーション論。言葉のすれ違いは?レトリック。言葉が力となって人を動かすのは何故?言語学の中に。語用論は何をする学問か?人が言葉を用いて何を為すか?会話の中で話し手が言った言葉の意味と意図を、聞き手がどうやってギャップを埋めるか?関連性理論。言葉の意味と意図は必ずずれている。聞き手はどうやって埋めるか。その人の意図したことが在るはず。意図とは?「つもり」。人が思っている「つもり」。言葉が自動的に表すのとは違う。意味や意図。そもそも日常の会話は意味のない遣り取りが沢山ある。「7月だね」「うん、7月だね」。お互いに分かっていたことを言い合っただけ。7月ということと結びついた何かがある。何ヶ月も経ったなあ。あと1ヶ月で夏休みだ。他にも様々な含意を含んでいる。思っていること、意図。語用論の基本。お互いに抱いている思い。同じかどうかは分からない。沢山のことを共有していることも。「7月だね」の背後にある意図は何か?相手に思いをいだす。言う人はなにかの意図を持って話し、相手もそれについて何かを思う。言葉の意味を受け取る。「7月」プラス「ね」。「ね」の意図は?言われた言葉の表面に言う人の意図は貼り付いていない。言葉の表面に出ていないことは多々ある。背後の意図に答えたい。そこで人は何をするか?推論。推理ではなく。論理的に推し量りながら。言外の意味。会話の中にある含みを。意図に見当がつくのなら一気に意図を伝えることも。推論の手がかりは乏しいかもだけど。相手の意図が全然違うこともある。コミュニケーションは意味の遣り取りと言われるが、意味だけでは中身が希薄。意図を読んでこそのコミュニケーション。
どんなことが手がかりになるか?会話の含み。推論。どうしてなんだろうか?でたらめなことは推論と言わない。それなりに有効で一般的なもの。当たるも八卦当たらぬも八卦だと面倒くさいし学問にならない。何が推論を誘った?意味が希薄に思える時は、何か隠れた意図がある?何か背後に意図があって言おうとしたのか?ある程度パターン化が出来る。問いと答え、なら少し分かりやすい。何か隠している?聞いてもないのに答えたとき。一般化。情報を少なすぎたり多すぎたりしたら何かある。関係ないことや訳のわからないことを言ったりすると怪しい。「週末旅行に言ったんだね。楽しかった?」「天気が良かった」。大事なのは旅行がたのしかったかどうか。スーパーで「このお菓子買って」「歯医者行かなきゃね」。子供は諦めざるを得ない。情報が足りない方は消極性における含み。情報が多すぎると含みを含めた積極性。ある程度パターン化が頭の中に入っている。「T先生の授業って」「面白いっていう人もいるみたい」。どうなのか悩ましい。そうじゃないと思う人が多数は?Some people say という表現。Most を使うと多数派かも。ストレートに言うのは憚られる場合に使う含み。言うべき事柄をわざと分かりづらく言ったりする。言外の意味が生じやすい。
会話の含みの具体例と、どのように生じるか?関係の深い理論。グライスという言語哲学者。その時の情報のちょうどの量やちょうどの話し方。「ちょうど」という基準。情報量が少ないか多すぎる。わざと分かりづらく話している、など。ある基準に照らして言っている筈。何らかの判断を頭の中に持っている。「ちょうど」というのは?何をもって分かる?相手に求められた期待した情報。ワインとチーズに関する情報に対し、一方しか答えない、ビールを買ってきたと答える。厳密に言えば、会話者が遵守するものと期待される一般原理。一致した目的や方向性。だいぶ難しくなる。時々の局面で求められる「ちょうど」。協調の原理。求めに応じてそのままはいと渡す、というニュアンス。日本的な文脈では違う意味になる、相手を慮る、というのとは違う。対人配慮の話も別に問題だが。人々が頭の中に「ちょうど」というものさしを持っている。自分も協調的であろうとする。人の話をどのようにして聞いたら良いのかわからなくなる。具体的にどうすれば協調的になるか?具体的に述べ直す原則。何々のタイプ。情報の量に関する原則、情報の質に関する原則。4つの原則。量の原則。必要なだけの情報を盛り込め、過剰もなしで。質。誤りやデタラメを言わない。関係の原則。文脈の流れで。脱線させるな。明瞭に、曖昧なことなく。それらの原則が守られていれば、言葉尻通りに受け取って良い。しかし守られていない時は?相手は言外の意味を察して欲しいと思い推論が始まる。「週末旅行に言ったんだね?楽しかった」「天気が良かった」。旅行の話はしたくない?お菓子の話が歯医者の話に。脅しの含みが。T先生の授業は?言い方が回りくどい。面白くないという評価が大半。嘘を言うこと。似合ってる、大丈夫、と答える時。答え方に沢山のバリエーションが。「とても個性的」。嘘は言っていない。状態の原則違反、になる?グライスの原理。古典的。語用論の展開。グライスの原則を立てない理由。グライスは哲学者。事例は認知科学的。基本的に協調体制だけど、問題は話し手が自己中心的。それに嘘もつくので、相手を疑う姿勢も必要。原則を知らなくてもコミュニケーションは出来る。グライスは具体例をレトリックとして考える。量の原則関係。情報不足の例。同語反復。トートロジー。突拍子もない比喩。一応は直喩。前後の文脈も無く突然持ち込まれる。様態の原則。何々と言えなくもない。悪趣味だけど。含みとしてはそこはかとない感覚。
コミュニケーションの中で言葉の意味が問題となる。背後となる意図。言外の意味。含みを。推論する為の手がかり。グライスの理論。4つの原則。レトリック。わざと外れて。「もう終わるんですか?」。

 

新しい言語学―心理と社会から見る人間の学 (放送大学教材)

新しい言語学―心理と社会から見る人間の学 (放送大学教材)

 

 

不死の。

死ねば私の周辺の世界は消える。そもそも何も感じない。こう考えると、不死のものは存在しないという結論が導かれる。まあ現実には自分が亡くなった後のことも考えなければならない。人間の営みは、死後にも不死の存在があると意識し、それを形成するものなのかもしれない。人が亡くなると、残された者は墳墓などを作って偲ぶ。それは古くからの人間の本能なのだろう。ある意味では文明の始まりと言えるかも。亡き人を弔うことが無くなってきたら、今の文明は危ういというしるしではないか。

「迷い」と「決断」。

<p>高1の時に、担任の先生から志望校を決めるよう促された。私の高校では極めて珍しく。何となく直感で志望大学と学部を決めた。その後は高校生活に没入していて、進路はろくに考えていなかった。

高3になって、大学受験の世界に激震が起こった。これまでは国公立大は1校しか受けられなかったのが、2校受験出来るようになった。そうなると他の大学にも目移りがするようになった。具体的には上京しようと。調べてみたが、当時はネットも無かったので良く分からない。悶々として悩む日々が続く。志望校が決まらないので勉強に身も入らない。結局は家の事情で地元の大学を受験することにしたのだが、既に遅かった。不合格になり1年浪人して進学したのは、高1の時に決めた志望大学や学部だった、、、

このように、「迷い」と「決断」は、自分の中では両立し得ないものである。直感的に決断したのに悶々と迷い、辿り着いたら同じことになった。迷うだけ損したことに。それからは直感的に決断して、その通りに実行することにしている。下手に悩まないことを励行していると言いたいが、其処までは悟れていない。ううみゅ。まあ迷うのも愉しい側面はあるのだけれど。)</p>

 

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<p>#「迷い」と「決断」</p>

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睡眠障害の予防に向けて(睡眠と健康第15回)

きちんと対処する知識を持つのは重要。Webで学ばなければ。

 

睡眠障害の予防。睡眠教育の充実。
睡眠障害の予防に向けて。睡眠障害対処12の指針。14年に改定。ここでは02年の内容を。眠れない時は?日頃から眠りの環境を整え、習慣をつけておくこと。02年より前は、睡眠薬の投与が最優先だった。鬱病では認知行動療法が。睡眠障害も薬物同様に有効であることが分かる。考え方を変えて行動をコントロールする。睡眠薬は止められなくなる?飲み続けるとボケるのではないか?それが不安で眠れなくなることも。薬の効く部位は限定されている。量が増えることは無い。眠れないことで高血圧や糖尿病に。認知行動療法。専門としている医師や看護師に向けて。12項目でまとめられている。充分に実行することが出来る。睡眠障害対処12の指針。睡眠時間は人それぞれ、日中の眠気で困らなければ充分。朝起きたときに疲れが取れれば良い。寝付きが悪くても何度も目覚めても大丈夫。無理に薬を飲まなくても良い。睡眠時間やリズムは人それぞれ。刺激物を避け、寝る前にはリラックスを。緊張や刺激を避ける。リラックスできていれば入眠しやすくなる。様々なリラックス法は妨げる要因を減らす。ストレッチしながらゆっくり数を数える。ストレッチ法は色々ある。入眠を妨げる。カフェイン。煙草のニコチン。眠たくなってから床に就く。時間にとらわれない。時間を意志でコントロールすることは出来ない。いつもより早く床についても、入眠することは難しい。一旦床を出てリラックス法を。眠気が出てから。同じ時刻に毎日起床。早起きすると早寝が出来る。毎朝同じ時刻に起床し、太陽光を浴びる。体内時計をリセット。14時間から16時間後にメラトニンが。早起きが第一歩。休日だからと言って遅くまで床で過ごすと、夜に寝付く時間が遅くなる。マンデーブルーに。光の利用で良い睡眠。起床後に太陽光を。室内の光は10分の1。2時間以内に。日中はできるだけ太陽光を。規則正しい三度の食事。規則正しい運動。体温を高め活動レベルを高める。消化器系が動く。同調因子。昼間の運動が睡眠の質を安定させる。運動習慣があると不眠になりづらい。30分程度で少し汗ばむ程度に。毎日規則的に。昼寝をするなら15時前の20分から30分。眠気は昼の2時頃から4時頃に。昼食後から午後3時までの30分未満の昼寝は、その後の活動を活発に。長いと睡眠慣性で活動レベルが低下する。1時間以上昼寝をするとアルツハイマー病のリスクが2倍に。昼寝は夜の睡眠の代わりにはならない。眠りが浅い時は遅寝早起きに。睡眠を過剰に意識してベッドで長く過ごさない。2時間から4時間前は睡眠禁止ゾーン。体温が高い。早めに起きると熟睡感が。高齢者の必要な睡眠は6時間程度に減る。基礎代謝と関係する。眠れないのは当たり前と考えれば良い。睡眠時間に拘りを持たない。睡眠中、背景に睡眠の病気が。充分眠っても日中に眠気があると専門医に相談。睡眠不足は十分眠れば睡眠負債を数日で解消できる。無呼吸やイビキがない場合でも。ナルコレプシーの疑いが。脱力発作。寝酒は厳禁。睡眠薬を急に止めると悪影響が。
睡眠教育の充実に向けて。睡眠の日と睡眠健康習慣。子供向けの早寝早起き朝ごはん運動。成長期の子供はよく食べよく眠る。しかし基本的な生活習慣に乱れが。学力への影響も。子供にとってもっと増やしたい時間は?睡眠がもっとも多く、65%。友達と暮らす時間は62%。ボーッと過ごしたい時間は30%以上。睡眠の日は3月18日と9月3日。特に3月18日は国際的に。市民講座や相談窓口。教材の開発。眠りの森事業。人材育成や教材開発のプロジェクト。睡眠教育ハンドブック。有資格者は16年で1000人以上。睡眠学入門ハンドブック。上級講座。睡眠科学、睡眠医学、睡眠社会学。実習と演習。スライド素材で発表練習。380名。市民講座への参画を期待。日本睡眠教育機構。睡眠健康指導士。睡眠健康大学をWebで。

 

睡眠と健康 (放送大学教材)

睡眠と健康 (放送大学教材)

 

 

 

公平。

小林公平という、阪急電鉄の創業者に連なる人間がいた。阪急三番街で1時間に1回、島田歌穂さんが歌う「川の流れる街で」という曲があるが、公文健名義で作詞をされた方、と言えば関西人には分かる人もいるかもしれない。90年の三番街のリニューアルの際に作られた曲である。勤務先にもあったので未だに覚えている。当時は阪急電鉄のトップでもあった。ビジネスや宝塚で色々なことをされた方である。バブルにも乗っかったりしたけれど。

賛否両論なのが、阪急ブレーブスを手放したこと。私も小学生の頃はファンクラブにも入っていたのでショックだった。タイガースみたいにメジャーになれずに金食い虫だったのが響いたのだと思うし、鉄道会社のビジネスとして相乗効果が無くなってきたこともあるのかもしれない。近所の少年野球のチームは、未だにブレーブスBravesと名乗っている。強かった印象が残っているのかも。

六四天安門事件。

明日で六四天安門事件から30年になる。相変わらず中国政府は情報統制をして、人々の記憶から消えるよう努めている。その行為自体が、愚行だったと認めていることになる。事件があった30年前より後に生を受けた人間も多くなったが、私は年寄りなので未だに覚えている。そして中国政府を100%信頼出来ないのも同様である。30年前に比べて人的交流も経済関係も広く深くなったので、全面的に敵対関係にするのには大変無理がある。だからと言って、事件の責任を問わない訳にもいかない。中国政府にとっては致命傷になる可能性は減っていないと思う。