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臨床家族社会学の基本的視点とアプローチ法(臨床家族社会学第2回)

専門的理論が出てくるのかと思い恐れていたが、最初から惹きつけられた印象。レジリエンスが重要なのは肯けると思った。

 

フィールドへの姿勢。
「あなたは何故ここにいるのか?」WhyAreYouHere?現場の実践者や当事者に対する研究者の向き合い方。緊張感を含む。Dataが欲しいだけ?ストレスフルな難問の一つ。ボランティア活動を志す人にも共通。職業としての臨床家。結局は自分の為?助かっている私のimageは無い?対処支援活動。自己満足の為?クリアカットな解答は無い。自覚しているかどうかにより結果やプロセスが何か異なる。何かの役に立ちたいという願望。自己評価は自己信頼感に繋がる。自己有用感。健康な自己有用感や自己勝手な自己有用感。支援される相手への想像力に欠けることも。周囲をよく見ることも。健全な自己有用感。動機は同じでも結果は異なってくる。誰かの役に立っているという健康な自己有用感は、必要なミネラル。
基本的視点やapproach。家族ストレス論の成果。基礎理論は家族ストレス論やABCXモデル。ストレッサーやストレスの区別。A要因。B及びC要因。ファミリークライシス。X要因。家族システム論。「家族のストレスやサポート」。家族生活の人生行路。ライフコース。ストレッサーの連続。ストレスを誘発する可能性があるのがストレッサー。ストレスにまでは進行しないことも。X要因、家族危機。B要因、C要因。調整作用が鍵。A要因。ライフイベント。家族生活はストレッサーの連続。どう対応するか?家族危機についての。問題の渦中にある多くの家族は、自己対処力を持っているもの。個々の家族の潜在的力量を測ること。環境整備的支援も重要。対処主体approach。自己対処力を持っている。萎縮しているだけ。マラソンのアドバイスランナー。ミクロな臨床的姿勢。側面的に支援し活性化させる。マクロな対策的臨床。家族危機のriskが内在している。経済学的approach。現在の家族は個人化が進んでいる。家族間の経済的格差も拡大している。離婚のriskなど、家族を持つのは割に合わない。ローリターンハイリスク論。功利的に計算する気にはなれない。なお、家族は生きがい、としている人は多い。無縁社会。ローリターンハイリスクは事実だが。安直な期待を寄せるのは無理。家族危機のriskは内在している。レジリエンス。屋台骨となる可能性。
レジリエンス。タイの洪水。サプライチェーンの問題。東日本大震災でも。非常時riskにどう備えるか?事業継続マネジメント。危機管理としての対応力復旧力。臨床的世界でも。適切な支援。本来的な可能性。ストレスに負けてしまった場合でも、復活再組織化の可能性が充分にある。負けて当たり前、を前提に、どのようにしたら元に戻れるか?予防とは異なる。出来事を起こることを前提に。事後対処。地震や津波。失敗体験を元にした回復力。ストレッサーやストレスは想定外ということは無い。どう対処するかを予め考えておく。自然の回復力を重視する。ダイナミックな。
専門的科学知と生活知。科学者への信頼がガタ落ち?安全性への不信。安心安全の分裂や亀裂。知恵、経験的生活知との関係。知識の体系のみならず、生活知。体験に従って家族のimage。限られた個人的体験から過度の一般化になりがち。専門的科学知の有用性。生活知が勝っているのが現状。根拠に基づく科学の重要性。しかし、科学知が生活知に支えられることも。水俣病。体験者からの聞き取りが重要だった。専門的科学知が蓄積されていない分野は多い。生活知と科学知のcommunication。無知のapproach。アンダーソン。相手と共に語る。一方向的では無く、対話モード。理解の途上にとどまり続ける。簡単に分かったつもりにならない。語りを中断させるべきではない。ローカルな用語を尊重、専門用語に置き換えない。問題の再解釈や再構成。知であることの強調。ナラティブセラピーapproach。クライエントこそ専門家。

 

臨床家族社会学 (放送大学教材)

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