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中世音楽の黄金時代と黄昏(西洋音楽史第4回)

人間らしくあろうとする営為が、中世音楽の衰退につながるというのは少し違和感を持ってしまう。

 

単旋律から複旋律へのスタート。大量の楽譜。グレゴリオ聖歌のアレンジ。オリジナリティを忘れること。中世の芸術はどれも似ている。できるだけ忠実に模倣する。新しいことを少しだけ加えるのが関の山。アレンジは単なる模倣でなく、制作の原本。モダンジャズ。スタンダートナンバーを単に忠実に再現するのではなく、少し変えてみる。グレゴリオ聖歌。ノートルダム楽派。パリ。教会音楽の最盛期。巨大なゴシック教会が続々と。地上に再現された神の家。ペロタン。拍子感を付け加える。その前は言葉の抑揚とリズムが未分離だった。ペロタンは音楽に固有のリズム。必ずしも美しいとか愉しいとかの音楽ではない。中世の音楽が目指したものは?超越的な秩序との関連。神の国で鳴り響く音楽。グレゴリオ聖歌は絵のキャンパスに。ガジュマロ。母屋であるグレゴリオ聖歌を乗っ取る。しかし低音でグレゴリオ聖歌が流れているのを忘れるべきではない。音楽には三種類。宇宙の音楽。本来の音楽のこと。宇宙の調律法則。音楽の調律作用。実際の音楽、最も下。形而上学的な音楽観。ピタゴラス。耳で聞くものではなかった。感覚的要素はあまりない。勃興期があって絶頂期があって没落期がある。ノートルダム楽派以降の音楽は?頭脳的なものに。モテット。歌詞が違う。ラテン語ではなくフランス語で。僧侶の言葉。普通の人にも分かるように。低音のラテン語と上に乗っかったフランス語の共存。最初はグレゴリオ聖歌の説明だったのが、宗教的な文脈から逸脱、パロディに。世俗的な歌詞を。14世紀に頂点。アルス・ノヴァの時代。記譜法の新しい技術。リズムなどを。吟遊詩人の恋愛詩の影響。艶めかしい。美しく殆ど官能的。神学上の大論争を引き起こす。甘さ。宗教と音楽との分裂。音楽は人間が愉しむもの。快楽。ギョーム・ド・マショー。世俗歌曲を。貴婦人や騎士道、アーサー王の伝説など。グレゴリオ聖歌からは独立。ダ・ヴィンチ・コード。14世紀は中世の黄昏。動乱の時代。この世の終わり?爛熟の芸術。美しい黄昏。15世紀と共にルネサンス音楽の始まり。

 

西洋音楽史 (放送大学教材)

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西洋音楽史―「クラシック」の黄昏 (中公新書)

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