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Gradus 1:ラテン語事始め(ラテン語の世界第1回)

行きつけの書店にもラテン語学習の為の書物は沢山あるが、毎日勉強して3年というのはスケールが違うかもと感じている。ただ世界中の人と話せるのは面白いかも。メーリング・リストがあるのが今風というか。

 

ラテン語の世界。ヘルマンゴチェフスキ。井口篤。ラテン語の世界を。Europa世界を理解するのに重要。自己紹介。ドイツの出身。ラテン語は外国語の1つとして。小学校5年で言語を選ぶ。英語とフランス語とラテン語。姉が英語を。違うことをしようとして第一外国語をラテン語に。高校卒業まで8年間ラテン語を。専攻は音楽学。ラテン語の史料を読むので専門の論文でラテン語の引用が多くラテン語を学び直す。ラテン語の文献の授業も。04年に東京大学で仕事を。ラテン語初級の仕事を喜んで。その後はずっとラテン語の授業を。専門は中世のイングランド。宗教文学を専攻。ラテン語は中世までは共通言語だったので史料を。マスターに入った時にラテン語を始める。一旦は挫折したが、面白くなり魅力にハマる。
ラテン語の学習。英語やフランス語などと違ってラテン語には母語者が居ない。ラテン語は死語と表現されることがある。ラテン語の重要性は認識されているか。死語か死語でないのかは重要ではない。英語にしても重要な理由ではない。必要なのは、中国で日本人と中国人が英語を。母語者がいるかどうかが問題ではない。言語がコミュニケーションの媒体として使えるかどうか。母語者が居なくても英語は使われるだろう。中国語の方が母語者は多い。アメリカ人とドイツ人は中国語で話すことはない。ラテン語は長い間英語のような役割を果たしていた。Europaの中では。カトリック教会の役割。ローマの教会が4世紀から広まって多くのミサがラテン語で。神父や修道院ではラテン語を。中世の10世紀くらいから大学が。学問は主にラテン語で。今日でも台湾に行ったら中国語で論文を書かずに英語で論文を。自分の研究を伝えるには英語で。日本では多くの学者は日本語で書いているが、世界的にみて例外的。人々は英語で研究して大学で教えて論文を書く。11世紀から18世紀まではラテン語が同じだった。Europaの文化や学問の伝統を知るにはラテン語は必須。日本の知識人も漢文を受容していた。日本の文化にも西洋文化が大きく影響。西洋文化の基礎を学ぶのは重要。
本講義の目的。古典語では覚えることは沢山。進行の仕方。難しい。経験では東大の初級は1年で。普通なら天才でもなければ3年位はかかる。文法や単語を。文章を読めるのは毎日でも3年。ラテン語について学ぶ。ラテン語を読めることを諦めて、ラテン語の文法の構造、活用表。語順などを理論的に説明。発展の仕方や発音の仕方。身につけるまでは目的としない。ラテン語そのものではなくて広い視点で。今日でもローマ字を使う言語は多いが、主にラテン語から来ている。文字の発展も面白い。綴など。普通のラテン語教育より重点を。ラテン語文法の勉強をどうするかの概観を。全部覚えるのは無理だけど。後は個人的努力を。ラテン語の勉強で時間をかけること以外には?甘ったれるかもしれないが。段階にもよる。小学生の高学年で。単語を覚えるのが必要。ある程度読めるようになるには辞書で調べたら良いという考えを捨てる。vocabularyが重要。頭に入れる。他の言語より語彙が少ない。限られた古典文献が模範になっているので。英語ではShakespeareを覚えれば良いわけではなく、地域や時代ごとに語彙がある。ラテン語の好きな点。個人的には10年以上前からメーリングリストでラテン語でしか会話しないものを。色んな面白い人が世界中に。会わない人たちと文字で会話をやり取りできるのが面白い。古典文学で優れたものが。キケロなど。名詞や形容詞の格変化や動詞の活用。正確さや機能性や美しさ。発音するのも楽しみに。実際に朗読するのは面白い。ぜひ手を抜かないでほしい。学ぼうと思えば語彙などで分からなくても内容が通ると曖昧に読まずに厳密に読んだほうが良い。普通の英語みたいに単語がわかればよいのではなく文法を。細かいことを覚えておくと後々楽になる。
これまでにラテン語という標準語があるとみなしてきたが。英語や日本語は変化してきている。2000年以上の歴史を。古典以前のラテン語や古典のラテン語。中世や近世。特徴は紀元前1世紀にStandardが出来ている。それが標準語と決まったのが紀元後1世紀に。その時代から認められるように。ラテン語を学ぶことは紀元後1世紀のものを。古典の時代のラテン語と。そこから学ぶしか無い。ドイツでは必ず古典のラテン語。それを身に着けてから少し違った文法もあるが。Standardが決まっている。だらけたラテン語はだらけている。その前にきちんとしたラテン語を学習することが決まっている。応用も効く。どんな時代でも基調になる。古典以前はまた別だが。標準語が確立。ギリシアの文化。ローマの文化は2種類。ギリシアの文化はラテン語文学以前に。ギリシア語が同時にある。ローマ教養人は両方勉強していた。教養を持つ人はギリシア語の文献を読んで2つの言語が役割を果たしていた。ギリシア語も勉強しないといけない。ラテン語文化の一部として両方学ばなければ。第三外国語として古代ギリシア語を。ラテン語の文法もギリシア語に影響を受けている。ただそれほどは似てない。インドヨーロッパ語族の中に。ラテン語の文法学者はギリシア語の文法を先に学んでいる。直訳的なラテン語というものもある。日本語が漢文の直訳的表現を、というのに似ている。文法の勉強で。ローマの人間はギリシアの文化が優れていたと考えていた。文化という限られた領域では。生活面や道徳面ではローマが優れていると考えていた。知識人は対抗意識を。役割分担も。ギリシアの先生は奴隷で彼から学ぶ。ラテン語文学でモデルになっている作品は?叙事詩。ギリシアではオデュッセイアやイリアス。紀元前1世紀で書かれた。散文ではキケロが標準。キケロの活躍。注意しながら文学を。新しい言語を刷新しようという意識を強く。
ラテン語の古典文学。本屋や図書館で翻訳や原典。古代の写本は殆ど残っていない。中世の写本で、何度も書き写されて残ったもの。古典文学と言っても膨大?英文学などに比べると頑張れば学者が一生かければ全て読める。あまり残っていない。沢山失われてしまった。多くの著者が分かっても1つも残っていないことも多い。中世の人が書き写す価値があると判断したものを。古代の初期や中期のものになると、標準的なラテン語を学ぶための教材がよく残っている。キケロの作品は殆ど残っている。正しいラテン語を学べる。残っているラテン語の文学作品を時代ごとに。古典文学は4つの時代に。ラテン語の標準が。黄金のラテン語時代。紀元前1世紀から紀元後1世紀に入るまで。Standardから外れる。白銀のラテン語時代。決して黄金の時代に劣らない?標準化する古いラテン語。紀元前3世紀から。大抵は紀元前2世紀から。白銀のラテン語時代が終わってからローマ帝国が崩壊するまで。後期ラテン語。まだ中世には入らないが。幾らか重要なものを。黄金のラテン語時代。叙事詩。ギリシア文学の中から。オデュッセイアとイリアス。神話が書かれている。ギリシア神話を暗唱。ローマにも伝わる。ラテン語文学が成立するのはオデュッセイアのラテン語訳。ローマでも教育として。新しいラテン語の叙事詩。戦争。ラテン語の独特の旋律で。自然なラテン語。韻律で書かれている。非常に流行りStandardに。ラテン語独特の韻律が廃れて無くなる。最初から最後まで暗唱。覚えた人は何人居るだろうか。伝統が近代まで生きている。韻文の話を。散文では?演説が重要。共和政ローマでエリートにより重要。元老院。演説をするのは一番栄誉。皆に自分が優れた人と納得させるのに。歴史に残るのは皆目指しているから。キケロの重要な役割。演説の伝統の中で新しいStandardを。キケロがギリシアの優れた演説を模倣しながら新しいものを。修辞学についてや歴史についての著作。全てギリシアの伝説を参照しながら高尚なラテン語を成立しようとして成功した。ラテン語のポテンシャルを。
ラテン語のサヨナラ。1人に言う場合と複数に言う場合とは異なる。

 

ラテン語の世界 (放送大学教材)

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  • 作者: ヘルマンゴチェフスキ,Hermann Gottschewski
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