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気分の障害(2)(精神医学特論第5回)

励まし方が問題というのは目からウロコだった。対処に参考になりそう。

 

気分の障害、うつ病と双極性障害の治療。
抑うつ状態と躁状態。両者の治療。
うつ病。休養と薬物療法。何よりも重要なのは休養。薬物療法はそのサポート。自然に回復。心身を休息。養生。エピソードの80%は回復。精神療法。脳の気分変調。心理社会的要因。認知療法。抗うつ薬の副作用。すぐには効果が出ない。怠薬や中断も。努力や能力が足りないと思いこむ。適切な説明を。家族にも。心理教育。自殺に警戒を。重い場合は希死念慮があるけれど、それを実行に移せない。軽くなると実行に起こしがち。自殺予防。希死念慮自殺念慮を率直に確認。心配は無用。考えないケースは稀。辛くなったりしませんか?言葉に出来てホッとする。連絡方法を。律儀。約束出来ない時は危険と考え、入院を。通常は外来通院。しかし焦燥感などでは入院治療が必要。環境は改善された。期間限定の。予後の改善につながる。抗うつ薬。三環系抗うつ薬。便秘や口渇などの副作用が多い。SSRIなど。副作用が少ないものがメインに。服用を開始してもすぐには効果が出ない、10日から2週間くらいかかる。但し副作用だけがある。自然治癒傾向。再発しやすい。慢性疾患として。治っても一定期間の服用が推奨。
双極性障害。躁病エピソード。気分安定薬。気分の変調そのものを修正。リチウムなど。病識がない。治療の必要を認めない。治療の中断も。放っておけば危険。しばしば入院が必要となる。強制入院も。抑うつ感が深くなる。
気分の障害。うつ病や双極性障害の研究の最近の進歩。操作的な診断基準。DSM。研究の進歩。深みは無いが共通言語が出来たことが大きい。発症率や経過。確実なデータ。強迫性障害。うつ病やパニック障害。意外に再発が多い。思い込みや常識の嘘。症状の数合わせ。解釈が表層的に。マニュアル思考。診断+身体面の状況、社会面の状況、心理面。総合的に判断。多軸診断。しかし煩雑で使われない。多軸的な考えが。うつ病。新型うつ病。双極Ⅱ型。基本的な疫学研究がなかった。昔からそういう人はいた。適応障害で診断されていたのでは。軽いので医療の問題として捉えられていなかった。治療しなければいけない、から問題が始まる。昔の治療では上手くいかない?患者が変わった?うつ病の治療。昔の中核は休養や薬物療法、しかし患者に合わせて多様性も必要。うつ病の範囲が変わった?疫学的データがない。どのような治療が?医療の問題として持ち込まれている。双極Ⅱ型。過剰診断。何でも医療的な問題に。薬を使おうという話。多様な治療が必要なのに薬物療法に飛んでしまう。精神医学。社会の要請に答えられているか?根治的治療は難しい。重症例に偏り過ぎている?重症の人については治療の進歩が。軽い人をどう対処するか?医療の問題ではない?しかし外来に来られるので放っておくわけにいかない。社会福祉など周囲の人を巻き込む。
処方にあたって多剤併用を避ける。複数の種類の薬を。相互作用の問題。何種類もの抗うつ薬を。どうして?効果の問題。ある程度の量が必要。複数の薬を少しずつ、効果が充分ではなくなる。多様な副作用も。薬の増量で内蔵の負担に。有害作用がどの薬で出たのかがわからなくなる。単剤処方を。日頃の勉強や準備が必要。DSMの功罪。国際的操作的。診断がマニュアル的に。プラスとマイナス。操作的診断の落とし穴。大切な人に死なれる、喪失体験。一時的に抑うつ状態になるのは珍しくない。抑うつエピソードに該当したらうつ病?原因や背景により治療は異なる。患者の在り方の見立て。死別反応。どの程度続く?長いとうつ病の治療が必要。目安は?四十九日。喪があける頃。メンタルヘルス上の事情に。DSMでは2ヶ月。
飲酒。ストレス解消でお酒の量が進む。不眠の為に寝酒も。中途覚醒は悪化。睡眠の質がどんどん悪くなる。減らす方が望ましい。薬と併用すると副作用も。アルコール依存症の人が鬱病を併発することも。
励ましてはいけない?何も言えないことも。誤り。励まし方が問題。無闇に叱咤激励は望ましくない。体育系的ハッパ。絶望を深める。色々な励まし方がある。治癒するから焦らずゆっくり療養しよう。

 

精神医学特論 (放送大学大学院教材)

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