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臨床心理学と精神医学1:統合失調症と気分の障害(臨床心理学特論第4回)

統合失調症については、有病率も高いので理解しておく必要があると思う。

 

精神疾患の基本的理解。援助となる対象の人。心理療法や医療機関との連携。精神疾患と精神医学の基本的知識を。情報は日々更新されているので、フォローするのは大変。勉強の糸口を。精神医学特論。
総論的話。診断の問題。客観的な情報から、内的共感を重視しない?嘘。精神医学には一般医学的な所見を加味するが、内的体験の了解は基本。診断の基準。20世紀中頃までは判然としなかった。メンタルヘルスの領域での世界標準が必要。ICDとDSM。ICDはWHOが作成。比較的分かりやすい。DSMはアメリカ精神医学会。緻密。学術の世界で。原因よりも症状で分類。診断プロセスをマニュアル化。批判もあり、それだけで全てが片付くわけではない。精神疾患の治療。心理療法や薬物療法が二本柱。安心感が大前提。言葉がけだけで心理的効果が。プラセボ効果も。告知や、病気や治療法の理解が重要。心理教育。広い土台の上に様々な心理療法が加味される。薬物療法。互いに相反するわけではない。統合失調症。向精神薬と心理的アプローチの相乗効果。心理療法の適用が拡大される。互いに支え合う。
統合失調症と気分の障害。鬱病や躁うつ病。いずれ劣らぬ重要な疾患。脳の機能の変調が背景。気分の障害の中核群としては重要。
統合失調症。幻覚や幻聴。決して珍しい病気ではない。発病率は約1%。人類の種に共通。入院患者は30万あまりだが、そのうち20万人は統合失調症。入院を必要とする疾患で「あった」。社会的入院の問題。引取先がない。メンタルヘルスの問題。初発の年齢。30代前半まで。幻聴や被害妄想。監視されているなど。ありえないような奇妙な。陽性症状。何者かに支配されてしまう。皆が自分の内面を知っている。自我障害。内面が世界にむき出しに。感情鈍麻。低下したりする。陰性症状。様々な組み合わせで長い経過が。放置されると次第に社会的能力が低下する。抗精神病薬で予後が改善されるようになった。前駆期。決まった症状があるわけではないが、不定愁訴のようなものが多い。続く内に症状が出てくる。前駆症状が在る内に、妄想気分などが。幻聴や妄想。急性期。一刻も早く治療が必要。本人は異常さに気づかない。あくまで実在する声。なかなか認識ができない。被害妄想も同様。医師にはかからない。病識がない。病気という自覚が持てない。大きな困難の1つ。医療保護入院や措置入院。インフォームドコンセントから逆行?極めて重要な健康問題。苦肉の策。最近は病識が在るケースも増えてきているが。急性期の症状の経過は様々。症状がスムーズにいくことも。ぶり返すことの多い。再燃。次第に病気が進んでいくことも。陽性症状が残ってしまうこともある。微妙な変化も。再燃前に戻らないことが起きやすい。予防が大きなポイント。治療。特に薬物療法が重要。臨床における壁のようだった。52年に薬の開発。予後は目に見えて回復した。開放的処遇へ。地域医療へ。抗精神病薬。症状、特に陽性症状に。慢性化してしまうと問題だが。再燃予防。厄介な再燃の可能性を引き下げる。急性症状が収まっても服用を続ける必要がある。幸い副作用は少なくなっている。とは言っても毎日服用するのは難しい。本人の苦悩を受け止める必要が。心理的援助が。精神療法的配慮が。支持的な対応をして医療に繋げる。治療の継続を支える。回復期にはリハビリテーション支援が。SST。社会機能訓練。行動療法の考え方が。認知療法や内観的な療法。急性症状が抑えられ抑うつ的になることも。病気を抱えて生きる苦悩。下位分類。妄想型など。発祥メカニズム。ドーパミン仮説。陰性症状や経過の説明はできていない。先天的要因と後天的要因が絡む。漫画や映画なども。当事者活動も参考になる。
気分の障害、鬱病、躁うつ病。誤解も大きく含まれている。多様な病態を理解せず簡単に理解している。DSMの悪影響。抑うつ状態。特異性が低い。原因や症状は様々。症状だけで判定すると、雑多なものが含まれる。粗雑な議論。中核群の脳の機能変調に焦点を。精神疾患の分類。クレペリン。患者の膨大な観察データから、早発性痴呆、今で言う統合失調症と躁うつ病。分けたのは症状ではなくて、長期的な経過や予後。当時は重症感もあった。抑うつ反応、適応障害の抑うつ型。原因が無いのに躁うつ病に。あらまし。症状の中心は気分の変動。喜怒哀楽の底に在る感情の調子。長期に亘る。鬱病Episodeと躁病Episode。鬱病Episode。気分変調。人の生命活動に問題が。抑うつ気分と精神運動抑制。生き生きと感じるのではなく、停滞して動かない。全てに悲観的に、自責的に。精神というエンジンの活動にブレーキが。思考などの働きが低下。周囲からも分かる。抑制がかかる。書類が溜まったり決裁できなくなったり。焦燥感も珍しくない。死についての考えが。願望というより、生きていないのが皆の為になるという希死念慮。身体のあらゆる不調が。不眠など。身体症状からかかるが、気のせいと言われることがプライマリーケアでは問題。躁病Episodeは鬱病Episodeの正反対。結構どころではない。過剰に起こる。けたたましく動き回り、話のまとまりがなくなる。作業が雑に。周囲との衝突。不眠不休で。からくりは正反対。様々な問題行動が。金銭の浪費。ギャンブルや性的逸脱行為。普段からは考えられないような。社会的信用をなくし後から苦しむ。質の良い休養。

 

臨床心理学特論 (放送大学大学院教材)

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