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東アジアの国際情勢/日中関係の構造(国際理解のために第8回)

中国の将来は隣国民として注視しなければ。

 

日本の領土問題。どちらが正しいのかではなく、双方の言い分を理解する。日本を巡る国際関係。そもそも領土問題とは?11年5月温家宝首相の来日。SMAPと会見。9月に中国でのコンサートを予定していた。日本の中国との関係はぎくしゃくしていることが多い。日中友好。日中関係。近所付き合いは難しい。難しい歴史。大国が並び立つことは難しい。中国の将来。近所付き合い。国家のレベルでも、国境を接していると難しい問題がある。領土問題など。ヨーロッパに行けばドイツとFrance。イランとイラク。良くあること。19世紀に1回、20世紀に1回、日中間で戦争をしている。どのように解釈するかは難しいが、戦争をしたのは事実。歴史を無視しては未来を語れない。2つの大国。長い東アジアの歴史。大半の時代は中国が超大国としてそびえ立っていた。日本は基本的には大陸に関わってこなかった。19世紀以降、欧米の文明の衝撃、植民地にされる危機、近代化へ。speedは日本の方が早かった。日清戦争から軍事大国に。中国は西洋国の犠牲に。軍事大国から経済大国へ20世紀後半から中国は経済発展を。2つの大国があるのは歴史上初めてのこと。国際政治では問題が起こりやすい。古代の地中海世界、カルタゴという都市国家が貿易で力を、ローマの力がつくと何度も戦争をする。19世紀のヨーロッパ、イギリスが超大国として、1871年からドイツの力がドンドン強くなる。第一次世界大戦に繋がる。一つの大国があるなかでもう一つの大国が勃興する場合、問題は起こりやすい。かつ否定的な過去を持っている。平和裏に過ごすということには失敗している。上手くいく知恵があるか問われている。
中国の将来。どういう議論があるか?経済発展が著しいが、共産党の一党独裁。言論もそんなに自由ではない。アメリカなどの専門家、豊かになっていけば政治的にも自由化に。経済が強くなれば政治体制は変わらないまま。パンダ派とドラゴン派。このまま経済発展していくのか?格差の問題。上海や厦門などは成長しているが、内陸ではそうではない。北京にしろ上海にしろ、高層ビルの摩天楼があるけれど、その前には物乞いをしている人が。経済発展に取り残されている。格差の是正が第一の筈だけど、貧富の差は広がっている。中国革命は何だったのだろう?環境の保全が疎かになっている?08年の北京オリンピック。あまりに空気が汚れているのでマラソンするのは危険?民族問題。56の民族。構成員全てが今の政治的枠組に満足しているとは思えない。チベット、イスラム教徒、ウイグル。シルクロードにあるのはロマンばかりでなく、厳しい民族問題。中国の美しい風景。けれど中国政府に批判的な人は出てこなかった。ジャーナリズムの批判精神が失われる。中国にとっては現実。美しくない面も。パンダ派と民族問題。深刻にならないのが前提問題。中国から抜けたいと言い出さないことが。民主化すると民族問題を抑えきれないと考える可能性がある。ソ連という国の過去。多民族国家で自由化には民族問題があった。民族がソ連から出たいと言われる可能性が。結局ソ連は解体してしまう。民族問題と民主化の問題。中国の人口構成の問題。急速に高齢化が進んでいる。増加率も段々下がってくる。30年辺りでインドに人口が抜かれる。圧倒的に漢民族だが、比率は少なくなる。少数民族が少数で無くなる日が来る。パンダになるかドラゴンになるか?民主化や民族問題、人口動態。

 

国際理解のために (放送大学教材)

国際理解のために (放送大学教材)