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転換期における教育(教育学入門第9回)

子どもたちにとって社会が急激に変化し過ぎてあるような気がする。私が子供の頃はもっとゆったりしていたはずだけど。

 

急激な社会変動。日本の学校の在り方について。転換期の教育は?
近代社会の制度として成立していた学校制度は、現代においていかに存在するべきか。労働集約型から脱して、個性の尊重、創造性。子供の概念そのものが転換期を。アリエス。近代以前は子供と大人の区別は無かった。現代、子供と大人の境界線は不鮮明に。子供たちの病理。学校制度の成立と発展は国民国家を前提。グローバル化においてどのように変化させるべきか?消費社会。ボードリヤール。物の消費が使用価値だけでなく付加価値を求めて行われる社会。大量消費と需要を上回る供給。今日の自動車。ブランドやデザインにより選ばれる。記号としての消費。消費者としての側面が大きくなる。大人と同じ一人前の消費主体として。情報化と消費社会化。小さな大人の誕生。大人と子供の区別のボーダレス化。先駆は新中間層の誕生、大正時代から。お子様ランチ。その頃にはまだ消費の主導は大人だった。当時の子供向け商品には大人への希求力が必要だった。現代は子供主導に。教育的要素が払拭されている。一人前としての消費者。ますます低年齢化。情報が多面的で影響が大きい。メディアミックス化。消費社会の進展の中で、環境に順応して消費者の側面を。消費社会に特有の文化を形成。学校を脅かす。70年台の後半から学校の機能障害が相次いだのは偶然ではない。転換期の子どもの文化の問題。近代社会型の学校が揺らぐ。消費社会的な文化。子どもたちの消費者デビュー。情報社会。IT技術。消費生活場面でのIT化。子どもたちの方が敏感、学習能力を持っている。小さな大人。子供期が無くなっている。子供の問題というよりも大人の問題。情報教育。情報選択能力を身に着けさせる。家庭の大人は?子供に何を選択させるか、というものがないと、教育がグラグラになってしまう。大人自身が情報をどのように選択するか。消費社会化と情報化。リテラシーが重要に。現代の小さな大人たちは大人を越えている。消費社会に適応。大人が社会の変動の中で何を学びどのように生きていくか。
国際化グローバル化。国境を超えて広がる。国際金融が影響。賃金コストが他国との比較に。教育の在り方とも深く関わる。市場の国際的開放。国際的移動。相互依存。知は容易に国境を越える。教育の分野でも帰国子女の教育。PISA。国際バカロレア。広汎で急激な移動。文化的共生が求められる。帰国子女の教育の問題。日本の学校教育への適応が問題だったが、経験を尊重する観点が。在日外国人の問題。日本語が話せない子供の。帰国生。日本人学校。日本語が話せない小中学校生が増加。学校現場はグローバル化の課題に直面。様々な社会的カテゴリーの人々の共生の。異質性を包摂する。多様な文化的背景の人たちの共生を。グローバル化は共生を保障する教育の在り方を。全世界的に。約4割はポルトガル語が母語。日系ブラジル人。定住したり母国に帰ったり。中国語や韓国朝鮮語。これまでは日本に適応させる、同化させる方向だったが。文化変容。お互いに変わっていく、日本の弱点。アダプテーション。大きな教育の課題。両者が共に変容していく。中国語が母語の人が約2割。大人も日本語が話せない。例えばアメリカでは多文化でやってきている。多様な文化的背景を持つ人が如何に生きていくか。
これまでの学校、あまりにも身近なものだった性格があるが。班ごとの掃除。日本には馴染みがある。しかし欧米では掃除当番は稀なもの。仏教国での伝統?全員の給食の実施、他には北欧諸国が目立つくらい。昼食時の教師の目配りも日本特有のもの。楽しく話しながら食べる。三角食べ。生活習慣の形成。職員室はアメリカには見られない?日本の学校の在り方は世界的に多く見られるものではない。一概に否定されるものではないけれど。想像しているものに限られる、という訳ではない。自明視されている学校の常識を見直すべき?四六答申。変動する社会を40年以上前に。生涯教育などの社会教育も使われだした。学校文化の問題。学級集団の問題。日本独特の。対象化相対化。自分のものであっても外から見てみるのが必要とされている。当たり前では決して無い。同化させよう、というのではなく。学校側は総論としては分かっていても、各論では学校の在り方を守っていこうとする。違った背景を持った人と学校生活をしていく、という観点が必要。帰国生。欧米とアジア。日本人学校と補習校。クラブ活動。大陸ヨーロッパでは学校があまりやらない。両者の違いを認めながらやっていくのは難しいかもだけど。先生が、自分で考えなさい、というのは、同調するべき方向は分かっているだろうから自分で、という意味。戸惑いが。自立性は大事だけれど、方向性は分かっていて合わせられる子供、という意味になりがち。方向を選ぶ、という発想は無い。帰国生の苦労する点。社会化。主体的に進路を選ぶ、という社会化が日本は弱い、良い学校へ、となりがち。多くの子供にとって多様な選択肢から選ばせる、という意識も必要。教師や親、変動する社会の方向性。大人が何を学びどう生きるか。

 

教育学入門―教育を科学するとは (放送大学教材)

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