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近現代日本社会の姿(日本の近現代第1回)

冷静に考えてみれば、ペリー来航以来の日本社会の変化はかなり急激だったように思う。政治史だけでは説明がつかない。まあ他の国にも言えることかもしれないが。地域社会の変化は押さえておく必要がありそう。

 

近現代全般の話。全体の狙い。53年のペリーの来航や明治維新。一般の人が外国人に出会うことはまずなかった。植民地にしようとした鬼のような存在。グローバル化。海外の接触によって幕が切って落とされた。最初は日本の独立の確保が重要だった。独立の為に外国から大きなものを輸入。外国と競争しながら国際交流を拡大。国内は一致した社会体制の方が有利、中央集権的に。三割自治。地方自治の弱さ。しかし中央政府だけではない。近代化という抵抗することの出来ない流れに対応する。一人ひとりの個人が自立して、安定した生活を営み、社会上昇を。家や地域。国民を守る緩衝材。小さな個人だけではなく互いに協力。膨大な成功と失敗を繰り返す。地域社会に注目。形成や、中間団体としてどのように機能したか。地域社会も実力をつけた。新しいアイデンティティ。国家のアイデンティティと共に。国家もいつも暴力的であった訳ではない。国家も中間団体。防波堤の役割も期待されている。中央と地方の関係も簡単ではない。
近現代日本社会。地域社会がどのような変容を?地域には根深い伝統が、しかし産業化の進行で、現代では一変する。人口の移り変わり。社会の規模を示す指標。様々な手がかりが。1872年から10年間隔で。江戸後期は停滞。明治では増加。100年間以上に亘って。昭和から平成の変わり目。
近現代の家族と村。全人口の8割を農家が。土地を売買することは基本的に許されず、家を維持することが強制された。家族や村が生活の大半を占める。結合力の強い家族や村の変化。小農の存在が続く。自作農から小作農になることも。第二次世界大戦後も50%。高度成長期まで大きな変化は無かった。近代日本の農村のスケールは60年頃まで変わらなかった。国土が狭く農地面積の拡大は期待できなかったので、長男だけが受け継ぎ、それが限界。小農は同じところに定住するというスタイル。単独相続。農地や家の財産を長男が。分家は否定的。家名を強く意識し、家が継続することに強い意識を。広く養子制度が。家の祖先を崇拝。神棚や墓参り。農家以外でも家の存在意義が。増加した人口は?他の兄弟たちが他の産業に、新しい家を作る必要がある。近代の場合、在来産業に。伝統的商品の生産流通販売。生活用品。労働は家族単位で、手工業。女性や子供が労働するのが広く見られた。働きながら通学。若年労働者が多かった。子供は労働力。沢山の子供を。子供の発育や健康に注意が向けられなかった。農村の生活は向上。生活基盤を一から作るしか無かったので、生活は楽では無かった。結婚して子供を産む余裕はあったが。近傍の街に。街から都市への人口集中。行政区画としての町村。88年、法人格。地方自治が。教育税金徴収がしやすいように町村合併を促す。昭和の大合併。市町村の事務が増加することによる。平成の大合併。120年の間に2.4%。大字は更に細分化。実際上の共同体であり続けた。近代化が国民に新しい可能性を。しかし多くの困難が。
大正昭和の産業化。大都市に新たな産業分野が。貧困の集中。急速に産業化と都市化が。しばしば恐慌も発生したが。重化学工業化。軍事だけが原動力だった訳ではない。日中戦争から猛烈な軍需が。人物金は統制の下に。戦後に多くのものが継承された。1940年体制。経産省に。戦後の窓口指導。戦時中の技術の継承。都市住民の生活は?中小企業が多かった。終身雇用、年功序列制度が。それでも家族工業が多かった。二重構造。戦後にも。地域の共同性が。同業組合を公認。組合結成はどんどん広がる。商店街の形成。親睦会という町内会。物資配給に。労働組合や生活協同組合。様々な形で。戦時期の生活。国家総動員。同じ能力を要求。画一化。
大衆社会と少子高齢化。産業構造が一変。高度経済成長。農業人口が激減。主要な担い手が農業以外に。家族が皆で働く小農システムは変貌。農家にも一定の保護はあったが。第2次産業従事者は増加を続ける。農村から都市への大量の人口移動。二重構造の下の層の。待遇は良くは無かった。格差是正の動きも。大規模工場の分散を。中小企業基本法。交通網も密に。市場開放というグローバル化。農産物の輸入自由化の流れ。アジア諸国との厳しい競争も。農村の過疎化。70年から人口は5分の1に。老人ばかりが農村に。第2次産業も少しずつ減少。第3次産業は69%に。伝統的社会と決別。農業社会から産業社会に、サービス業を中心とする脱工業化社会に。平準化。一億総中流社会に。第3次産業の幅が広い。格差社会も。バブル崩壊後、正規労働者と非正規労働者の格差も。個人の価値観は分散。マス・コミュニケーション。逸脱する個性を。個人主義。個人の自立は少子高齢化社会を。介護など家族の新しい課題も。地域社会も。

 

日本の近現代―交差する人々と地域 (放送大学教材)

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