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活動の認知過程:学ぶことと分かること(教育心理学概論第2回)

自分の枠組は自分では自覚的でないことが多いので、怖いと感じる。事実と違うことを事実だと把握してしまうかもしれないから。

 

学習という活動をどのように捉えるか?人は心の中でやっていることがある。多くは外から見ることができない。人によって驚くほど多様。学びによって心の中は変わる。簡単な計算の例。10を掛ける。心の中のことは?たまたま教科書を見ていたことや、頭の中の九九の表から。10を10回足す。10掛10で石を並べて必至に数えた。要は分からない。学ぶと見え方が変わってくる。外からは考えていることは見出だせない。心の中で同じこととは限らない。変わるということは?見る時に、見る人は枠組を持っている。枠組の中で了解する。枠組は様々。100という数はお金。大きなお金は枠組がないので把握ができない。生活の中での色々な体験。街について学ぶ。街を歩き回りながら様々なものがあることを知る。交差点を渡る。外から見ると皆が同じ同じことでも、心の中では外で分からない何かが起こっていることも。心の中で十人十色。一人ひとり行き先が違ったりする。人が行動している。街について学ぶと心の中が変化する。様々な活動をするという街という環境。活動の中で必然的に学ぶ。活動は人の心が作り出すものでもあるから。活動も道具なしには成り立たない。引っ越してきて街で生活を始めたという状況を。目的に応じて移動。心の中では色々。目的地への行き方を調べる。計画を立てる。準備が必要だが、心の中で起こっているのか外では把握できない。問題を解決するのに多数の認知過程が。頭の中でするとは限らず、外の状態を道具を使って取り込むことも。toolを使って記録することも。表象。心の中にある世界のmodel。特定の問題に結びついた。新しい駅だと役に立たない。モデルを構成する個々の部品やより大きなモデルも表象。最初の認知過程と違ってくる。体験を積み重ねる。街に暮らし続けているとより大きなモデルとしての表象も変わってくる。新しい場所に行くのにも。作り変えられる心の中のモデルが成長する。活動していると、頭の中に世界のmodelが出来る。表象自体の操作も。作り変える。街について学ぶと表象も変わる。全てが意識的ではないが。必ずしも意識的ではなくて。一種偶然の塊が効いてくる。体験の集積。出来る為には体験が必要。活動、つまりは体験の積み重ね。必ずしも意識はされていないかもしれないが。蓄積された表象の役割。街のモデル、模型ができて動かせるようになる。沢山のことが学べる。街が見える枠組が出来るようになる。重ね合わせられて枠組が形成される。ゆるくつながっている場合もあるだろうけれど。どんどん変わっていく。中央の部分は普遍的かもだけど。周辺的にはドンドン変わっていくけれど。人は何かを体験する時に色んなことを考える。枠組が出来るだけではなく、考えたことも影響している。表象もしくは枠組というのは個人で違う。明示的に表すことは難しい。人が自分の枠組に基づいて考えることを話し合うと、違う枠組を持っているかもしれないと、互いに枠組を借り合ったりする。枠組が変化して見え方も変わる。それが学び。教育心理学の基本。
心の中での変化。もう少し複雑に。リンダ問題。リンダという女性。31歳で独身、活発で頭が良い。哲学を専攻。2つの選択肢の。リンダは銀行の窓口係である。銀行の窓口係であり、女性運動に積極的。長い説明のほうがありそうだと考える人が多いかもしれない。短い方が。長い方が特殊になる。短い方が。論理的に問題を捉える。銀行の窓口係の割合の方が多い。「かつ」。部分集合。長い方。限定が加わるので短い方が割合が多くなる。ダニエル・カーネマン。こういう問題に正解があるというのも。心の中にどういう変化が起こるのか。解釈の違い。短い方か長い方か。枠組の問題。それぞれ違ってくる。それが必然という説明の仕方も。論理という枠組。話を上の方から解釈。リンダがどのような人かを。女性運動をする可能性が高いかどうか。日常的に話をする時に、特定の人の話をすることは多いから。長い方が納得しやすい。1つの枠組を採用すると、他の枠組は考慮外に。学校に行ったことがある人とない人では、枠組が違うので答えも違う。三段論法が理解出来るかどうかの。

 

教育心理学概論 (放送大学教材)

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