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人が自然に学ぶ仕組み(教育心理学概論第3回)

学び方をきちんと考えることは大事だと感じる。

 

自然に出来ること。人の賢さを。生きている時に賢さを。案外そこに足をすくわれることもある。学ぶ仕組みの支援。人が学習する時の困難を。わかりにくい話を聴けるのも人の賢さ。
人は案外賢い。同じ問題をたくさん解くと何が出来るか。人が逆に知っていることに縛られる。同じ方法を繰り返すと足をすくわれる。見直してみるのが苦手。何故か?賢いからこそ生まれる制約から抜け出すには?話をしながら自分から抜け出る。
字が読めるとは?英語の文字が6つ。THE、CAT。少し形が違っても強引に読んでしまう。同じ形とは気が付かない。勝手に読んでしまう。認知過程の。構成的である。人の心の中には活動の文脈に従い心の中に表象が形成される。成立する表象は写真のようなものではない。Alphabetの繋がりとして。心の中に既に保持されている。単語の知識を持っていて取り出される。英語を学んでいる内に、表象が形作られる。同じ形でも違う文字に見える。表象を作って働く。
単に読めないと思う人も居るけれど。何気なく毎日やっている字を読むというのも複雑な過程。曜日計算。火曜日足す水曜日が金曜日という式が成立する時、月曜日足す木曜日は?月曜が1などとすると、金曜日に。始めは訳が分からないが、試行錯誤すると分かる。曜日を番号として見立てる。それまで知っている知識を使って辻褄を合わせる。何十題も解くときは?似たタイプの問題が続く?足すのが日曜、という問題を選んで先にやっておくと規則が分かってくる。規則のような知識は分かると効率が良くなる。規則が規則を生む。数学が得意な人が。曜日計算が得意になると、一生懸命数えるよりも直接計算してしまう。+d。似たような問題に勝手に当てはめる。Aが1だという保障もないが、適用範囲を広げる。構造だけを使う。スキーマ。認知過程の。人により使い方は違う。もののやり方のパターン。何遍も使うのが条件。色々な場合に繰り返し適応できる。手続だけでなく人の顔。誰の顔でも人の顔と分かる。適応範囲の広い顔のパターン。赤ちゃんの顔のスキーマと大人の人のスキーマ。自分たちが何処まで分かっているかを知らない。ヘリコプターの飛ぶ原理。ミシシッピ川の長さは?正確に答えられる人は?答えを教えてしまうと、大抵の大学生なら知っているだろうと考えがちになる。同じことは分かると思ってしまう。知ってるように思うこと。確証バイアス。確かだと思う人の思考の偏り。有名な実験。ある規則に従う3つの数字。どのような規則があるか?分かったら教えて欲しい。規則を当てる。まず数字を3つ言う。規則に該当するかを答える。予測をして3つの数字を言う。8,10,12。合っている。14,16.18。合っている。1,3,5。合っている。等差級数が2?違う。順に大きな数に。1,5,100でも当てはまる。しかし見つけるのは難しい。簡単な方法はあった。私の規則にもあっているけれど、規則自体が異なる場合がある。少し慎重に。規則が合わないように、1,2,3と言ってみる。合いませんよね?合ってます。期待通りで無いのでビックリする。2つずつ大きくなるのではない。それは人間には難しい。自分で自分の仮説を。メタ認知。過程そのものが複雑。人は自分がどうやって問題を解いたか聞かれても、覚えていられない場合も。
天井から2本の紐が。結びつける方法は?椅子などがあったりしている。椅子に乗るなどの簡単な解もあるけれど。もう一つ別の解は無いですか?5分以内に出せる人は少ない。肩で揺らしてみせる。ヒントが出た後に1分で出せる人は多い。解けた人にどうやって解いたかを聞いてみると、ヒントのことを話す人は殆ど居ない。入り組んでいる。解けないのにヒントを出すと1分以内で解けると、ヒントとして働いたに違いないと思っている。ターザンが川を渡るimageがある、などと答えることが多い。一人で考えているから大変。数人で解いてみる。互いの振る舞いや言ってることを聞いてみて、どんな解き方があるかをエッセンスとして引き引くことが出来る。一緒に問題を解こうとする時に、複数人が居るからこそ問題が解けることが。メタ認知。自分の考えていることは思い出しづらい。2人で解いたら?様々なパズルを1人で解いたり2人で解いたりしてみる。パズルは複数人では解きづらいと思う人も多いけれど、2人で劇的に良くなることは少ない。平均を取ると2人の方が少し良さそう。色んなパズルを差がつくかどうかで分類。2人で解きやすいパズルの特徴がある。役割分担が上手に出来る?役割分担的な話が大きい。相手が何をやっているかが見えやすいパズルの方が。計算をしているというのはあまり変わらない。9つの点を通る3回曲がるだけの一筆書きを。2人の場合が得をする。紙が沢山あると、相手にも線が全て見える、相手の考えていることが分かるので、1人より得をする。違うことでは役に立たない?色々試すのが良いかもしれない。相手がやっていることが絶対ダメかどうかはよく分からないものが。外側に引いてみるというのは、ラクガキのようで駄目かもしれないが、相手も分からないので見ているしか無い。冷静に見直せるということが。役割交代が容易に出来るということが。試してみる価値があるかどうかが分からない場合、2人でやるほうがずっと良い。見えていることは分かるけれど良いかどうかは分からない、という微妙な問題では。
教育の場で使える頼りに出来る考え方が。1つの考え方に固まってしまうことが。ふと見直してみることが大事。現実には難しいけれど。1人ではどうか?2人でお互いに余裕があるように。互いにメリットが。直感的には物を学ぶ時に大事。問題を解くときにも。相手が何もしらないと思って1から全部説明する、簡単なことしか出来ないように見えても、沢山の知識を積極的に使って自分から解こうとする賢さを持っている。自分で読み解きながら聞いてみる。人と話しながら気がつくことも。先生が言うことをそのまま鵜呑みにしない、それだと頭に残らない。鵜呑みに出来ることはあまりない、自分から考える学びを。使える考え方を。

 

教育心理学概論 (放送大学教材)

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