慢性疾患を持つ身には色々と勉強になった。
井上洋士。慢性的な過程。生活習慣病と近年の対策。慢性疾患のある患者の状況を。
慢性的な経過を辿る健康障害。慢性疾患。慢性病。6ヶ月以上継続する。不可逆性の変化。完全治癒の望めない状態。元に復することの望めない。急性疾患と慢性疾患の違い。特徴的なのは日常生活を送りながら悪化しないようにしつつ病気と共存。発祥の原因。遺伝要因、生活習慣要因、外部要因。喫煙飲酒運動習慣食習慣ストレスなどの。生活習慣病。15年の死因数。全死亡者の半数以上を。悪性新生物など、三大生活習慣病。一次予防に重点を。健康日本21。個人の力などを合わせて健康づくりを。栄養食生活。身体活動運動。休養心の健康。アルコール。歯の健康。糖尿病。循環器病。癌。10年をめどとする数値設定。健康増進法。健康日本21の法的基盤。相互に連帯協力。健康診断事業の再編。08年。メタボリックシンドロームを。特定健康診査。特定保健指導の義務付け。メタボリックシンドローム。内臓脂肪を蓄積しているか。高血糖高血圧脂質異常の2項目以上。動脈硬化の進行。11年に健康日本21の最終評価。9つの領域59項目の。目標に達したのは10項目のみ。変わらなかった14項目。自殺者。悪化した9項目。歩数の増加。糖尿病合併症の減少など。12年6月に健康日本21第2次の策定。13年度から22年度。5つ。健康寿命の延伸、健康格差の縮小。集団の間での健康の差を小さく。癌循環器疾患糖尿病などに対処、生活習慣病の予防。乳幼児期から高齢期までの。機能の維持向上。心の健康づくり。家庭学校地域職場など社会環境の整備。栄養と食生活、身体活動と運動などの生活習慣、社会環境の改善。制度面は複雑。厚労省のサイトを。
慢性病を持つ人の経験を理解するためのモデル。病みの軌跡。長い時間をかけて多様に変化。この航路は専門家が共同することで調整したり出来る。軌跡は航路と同様の意味を。過去を振り返り分かるもの。将来は分からない、連続的曲線を描く。前軌跡期など8つの局面。立ち直り期や悪化期、安定期に分けられる。場合によっては後戻りも。慢性病患者は心理社会的にも喪失体験を。生活面の影響も大きい。疾病と折り合いをつける。セルフ・マネジメントする力が。健康教育のパラダイムシフト。患者が自分に合った知識を持ち。固有の症状や兆候に対処する、学習的関わり。看護師は患者と共に考え知識技術を提供し自己効力感を獲得出来るように。病みの軌跡以外にも様々な理論モデルが。セルフケア。自分で実施する諸活動。治癒の見込みのない病気があっても自分で対処する。成人の学習の特徴。自分自身の価値観などが重視。セルフケアの形成が組み込まれる。あくまでも患者に主導権が。学習したことが役に立つという成功体験はさらなる学習に。患者自身が望ましい方向を後押しする。ストレス・コーピング。ストレスに上手く対処して受容し適応する。人的資源に負担を負わせたりするものとして。ストレス因子に対する対応。有害性やControl可能性を、ストレス対処過程。効果的コーピングを促進。客観的な情報を提供したり。患者自身の療養方法について認識を。驚異となる出来事に対処できるように。自己効力感。バンデューラ。自信を持つこと。慢性疾患患者にとって健康行動変容に重要。エンパワーメント。個人や組織などが統御できる過程。病気の進行で。パワーレスネス。Controlを取り戻す。ケアは大部分を患者自身が。慢性病患者の援助のモデル。
特定非営利活動法人日本慢性疾患セルフマネジメント協会の武田飛呂城。複数の慢性疾患を抱える。慢性疾患を抱える患者の支援活動をしている。月曜から金曜まで事務所で。土日にイベントにも出ていく。調子を崩すと出来なくなったりすることも。慢性疾患と共に生きるということ。症状の波と折り合いをつける。症状が悪化すると出来ないことも。溺れないように泳ぎ続ける。折り合いをつけながら。病院ではケアしたりサポートしたりするが、病院の中だけではない。生活の場は日常生活の。月に1回の通院以外は。仕事をしながら生きる。家事や育児など社会的役割を。そのうえで療養生活との両立を。大丈夫かどうかを悩みながら仕事に行ったりという葛藤を。永遠につづく綱渡り。医師からはストレスをためないように生活するように。難しい。グレーゾーンを進んでいく。休んでしまっては経済的にも困ったりする。看護師や医師など医療者はどういう疾患を抱えているかというだけでなく、日常生活の把握も必要。医療的な助言も大事だけれど。慢性疾患の在る患者、ストレスを溜めないように、と言いがち。教科書にもそう書かれている。具体的に何をどうするかが問題。ストレスは様々な場面で。好きで持つ人は居ない。分かっていても難しい。どうすればストレスを溜めずに済むか相談できれば良い。生活の一部に治療が。医師が検査結果が悪いので入院の指示が。看護師さんから大丈夫ですかと声をかけてもらう。最適な医療を追求する。同時に患者との生活を繋ぐのも重要な役割。やはり患者にとっては治療が生活の一部に。患者の生活がどうなっているかを知ってもらう。1時間位仕事が出来ないか、など。一緒に悩む、一緒に葛藤する。医療者、コメディカルと含め。自己管理。守れ、と指示を。食事制限や投薬など。HIVも服薬が大事。やらなければいけないことを伝えてもらうことも大事。自己管理に背中を押して貰えるような。治療は何のためなのかを。人から服薬を言われてもやっていくのは難しい。自分にとり治療が何のためなのか。やらされているからやりたいことへの自己管理を。服薬と同時に自己注射を。血管注射に。非常に痛いこと。30分位時間を取る。止血も含めて。1日おきに朝に。最初のうちはやらなければと思い辛くなっていたが、仕事を続けるために、やりたいことをするために。受け身でより自発的に考えられるようになったことで生活の質が上がり気持ちも楽になり生活しやすくなった。医療者にとっての目標と患者の目標は違う。服薬や食事療養。自分の生活をより良くする。お互いが最終目標を共有できれば一番良い。患者の側もきつい面が。何時終わるともしれない、一生続く。療養疲れ、服薬疲れ。自暴自棄になる人も。希望を失ったり。患者には希望が必要。様々なところで。服薬について、飲まないと大変なことになるというマイナスの言い方。脅しに。プラスの伝え方、希望を持てる伝え方を。医療は日々進歩する。インターフェロン。C型肝炎。16年に新薬を服薬。治療をしてウイルスが体内からなくなった。1つの薬が開発されることで病気が治癒。治らない病気は現時点での話し。この先医療は良くなっていくという希望。患者には必要。健康障害と看護。具体的に慢性疾患と共に生きるとは。