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学校経営における健康的な学校づくり(カリキュラム・マネジメントと学校第5回)

学校に限らず健康づくりは重要。一次予防を心がけなければ。

 

高橋浩之。健康的な学校づくり。学校教育と健康。教育基本法。人格の完成を目指し。心身ともに健康な。教育自体の目的の基盤に健康が位置づけられている。学力。何のために?健康で充実した人生のため。保健の授業や保健室などに限定されるものでなく、全ての教育の根底にあるもの。小学校学習指導要領。小学校教育の基本と教育課程の役割。学校における健康に関する指導。全体を通じて適切に。健康で安全な生活。食育の推進、体育の向上。心身の健康の保持増進に関する指導。家庭や地域社会との連携を図りながら健康の実践を。健康に関する支援。学校全体の使命。学校経営においての意識が必要。健康という面で不充分ならば失格という烙印が。健康というテーマ。学校ができて以来主要なテーマに。健康への活動、学校保健、明治5年の学制発布。現代型の学校設置と同時に。主として公衆衛生的な観点が。子供がたくさん集まる場所は感染症のセンターに。感染症対策が欠かせなかった。学級閉鎖や学校閉鎖。免疫力が弱い子供の集まりは大きなポイント。適切に行わないと社会に大きな脅威に。健康の脅威は外部に。内部の子供を守らなければの意識が。同時に適切な対応を行わなければ、学校が社会の脅威に。健康を守る活動も。1878年の起源を持つ健康診断。発育と健康保持を目的とした体操の効果計測を。疾病の早期発見に力点が置かれるように。学校における健康診断などのシステムは世界的にも充実している。1900年に学校看護婦が採用される。養護教諭などと形を変えてゆく。トラコーマ対策というよりカウンセリングや健康指導などを。健康の為の職員という観点に変わりはない。栄養教諭。学校保健の転機。47年にGHQからの米国教育視察団報告書。健康に関する教育が欠けていて体系的に健康について学ぶ健康教育が必要。保健教育の本格的な取り組みが。保健体育や指導要領にも。学校保健は教育的な方向を含むものに転換。健康問題は学校制度と同時に存在。対応する形で学校保健が発達。
現在の学校における健康問題。虫歯う歯の割合。減少傾向。う歯が何故?原因は明らかではないが。親の意識向上。フッ素の効果。小児歯科の充実などが。肥満と同様に大きな地域差が。家庭環境が関係している。裸眼視力の1.0未満。増加傾向に。他に増加傾向も。発見しやすいから?多くの人が注目するが、データを元に科学的に判断する必要がある。子供の体が蝕まれている?大きな危機感が。実際には子供の骨折は増えていなかった。う歯と同様に肥満などは地域出現率が大きく異なる。家庭環境の違い、経済格差や貧困の問題が。解決するのは容易ではない。公教育には社会の格差を再生産しないで富の再分配を。学校には家庭の経済格差が子どもの健康格差に繋げない義務がある。1つの職場である。教職員の健康にも。学校保健の一分野。生活習慣病なども問題。特に心の問題が深刻。15年度公立学校教職員の状況調査。公立学校の教職員に置いて病気休職者は7000人以上。特に心の病が。心の問題は学校経営により影響。精神疾患者の状況。所属校の勤務年数。異動後採用後間もない時期が多い。環境が強く影響している?管理職や先輩職員の異動も影響。学校経営の果たす役割は大きい。教員は社会の財産。学校経営に大切なこと。
学校保健と学校保健計画。学校保健安全法。安全の確保が図られるように安全管理を。学校保健計画。安全基準。地域の医療機関との連携。学校の設置者の責務。心身の健康の保持増進。学校保健の対象は児童生徒等と職員。学校環境衛生基準。環境衛生にかかる事項。二酸化炭素、照度の下限値など。学校薬剤師の力を借りながら。保健師。健康相談保健指導救急措置などの保健の措置をするための保健室。養護教諭が中心になり。保健所との連絡など。健康障害が起こったり健康被害が拡大したりすれば責任が問われる。大学生の歯科検診。いきなりほぼ0%に。法的に義務付けられていないから。高校はほぼ100%。学校は子供が卒業したら責任は免除される?自分の力で健康に暮らす力を。健康診断でも健康教育と組み合わせて実施を。意味を理解させる、歯に関心をもたせるなど。難しくやり甲斐がある。学校経営から注目されるのは学校保健計画。保険に関する事項について計画を定め実施を。08年の通知。原則として保護者等に周知を。学校教育目標や保健室経営計画との連動も。必ず作られているが、義務というスタンスでは問題。学校全体で学校の健康問題等を共有し活用できる計画を。健康が大切であるという価値観を教職員が共有することが。学校経営の出番。計画がルーティン化してしまい実施の工夫がないので形骸化することが多い。学校保健を推進する組織活動と役割。学校保健委員会。通常は学校参事など。学校外の専門家。地域の人々も。地域学校保健委員会。他の校務分掌などと連動を。学校保健活動。保健主事などを中核に共同で。専門家として養護教諭の役割も重要。マネジメントの強調。
ヘルスプロモーション。保健体育審議会答申。平成9年。ヘルスプロモーションの理念に基づく。心身の健康に関する教育の充実が。学校保健についても強調。単に文字通りの健康増進を意味するだけではない。WHOが86年にオタワで開催した第1回ヘルスプロモーション会議で。オタワ憲章。改善できるようになるプロセス。人々が自ら健康を改善することが重要。個人への教育的働きかけや環境整備を。3つのことが必要。人々の主体性が発揮されるような能力を。個人が健康的な行動を実現するために、能力を育ててきたかが問われる。健康のための環境を唱導。先立って唱える。健康の大切さについて認識を広げる。社会の広い分野の活動を調整。健康に向かう活動の前提。学力や学校行事等、局面によってはぶつかることも。調整という行為なしには無理。ヘルスプロモーションの5つ。理念。健康的な公共政策作り、環境づくり。地域活動の強化。個人の技術の強化。ヘルスサービスの方向転換。健康的な公共政策づくり。タバコの税率。喫煙率の上下に影響。子どもの健康と関係がない?学校の方針やルールを策定するのに健康を意識して調整することが必要。ヘルスサービスの方向転換。専門家中心からサービスの受け手中心に。個人の価値観と関わることの真の支援にはならない。地域の健康水準が向上しない。住民主体の活動が必要。学校にも当てはまる。学校保健の様々なテーマへの参画は?健康問題は難しいので導けば良い?子どもたちの健康に生きる力が育たない。学校で目指すべき健康を考えさせるべき。二次予防から一次予防へと。早期発見早期治療を充実させても、不健康になるのを防げない。これからは一次予防に。健康診断。もっと大切なのは自分の健康を自分で守る能力を養うこと。養護教諭。保健室で多くの健康問題に。専門的な力を子どもの能力を育てることに。学校保健には専門家だけでなくマネジメントの観点が重要。学校経営における健康へのリーダーシップを。

 

健康教育への招待―保健体育教師、養護教諭、学級担任のために

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