F-nameのブログ

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軽視。

太平洋戦争(呼称は争いがあるけれど)の日本軍は、兵站(今で言うところのロジスティック)を軽視していたのは散々に指摘されている。そもそもAmericaなどと戦争をする羽目になったのは、石油の輸入を禁止され軍艦も動かなくなるからである。それなら石油の確保が最優先のはずだが、それは上手くいかなかった。油槽船(今で言うところのタンカー)もどんどん沈められた。護衛に充分な軍艦を割けなかったのが理由である。1944年の春には、連合艦隊が保有するタンカーが充分ではないので、根拠地から遠くにあるマリアナ諸島には米軍は来ないだろうと希望的観測を抱く有様。結局サイパン島に上陸されたので燃料補給に時間を取られて数日後にようやく機動艦隊が来たのだがどうしようも無くなっていた。ちなみに兵士より民間の船員の方が損耗率は2倍以上になるという試算がある。