1941年12月8日未明(日本時間)に日本海軍により真珠湾攻撃が行なわれ日米間の戦争が勃発した(なお同時並行して台湾からフィリピンの米軍基地に航空攻撃が実施されている)。当時の日米関係は極度に悪化しており戦争が起こるのではと危惧されていたが、ハワイの真珠湾を攻撃するとは考えられていなかったようである。もちろん、日本の海軍兵学校では何度か真珠湾へ攻撃が検討されていたし、アメリカ軍の側でも日本軍の攻撃は予測がされていてレーダーでの警戒も実施されていた。しかしながら、30隻以上の艦隊を密かにハワイ近海に送り込むのは難しいのではとの憶測が双方にあったのも事実だろう。攻撃する日本の海軍機をレーダーは捕捉していたのだが、友軍機と誤認したのが不味く奇襲をかけられた形になった。ほぼ日本海軍側の思うがままに真珠湾攻撃は成功したが、アメリカ側は戦意喪失どころかremember Pearl Harborと戦意をかきたてる事態になったのは日本にとり誤算だった。しかし80年も経過するともはや歴史の一コマにしか感じない方も多いかもしれないなあと思う。
