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神託。

神の御告げのことである。ただ神様自身が何かの言葉を発したと知覚した人間はほぼ居ないと考えられる。神の御告げを聞いたと言う人間が神託を伝える訳なのであるが、その人間が本当に神の御告げを聞いたのか確証が無い場合が殆どである。769年に宇佐八幡宮が「道鏡が次の天皇になればこの国はいよいよ栄える」との神託を都にもたらし、その真偽を和気清麻呂が確認に赴いた。彼は逆の内容の「道鏡を除くべし」との神託をもたらし、道鏡により左遷させられている。当然だがどちらの「神託」も本当のものとも言えないと考えるのが自然であろう。