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発達科学と先人の足跡(発達科学の先人たち第1回)

教育学と心理学を統一的に把握するのは面白いかもしれない。

 

岩永雅也。星薫。講義の内容や進行方向。心理学領域。発達科学。
人間が新生児から大きくなることをどのように表現?成長する、大きくなる、育つ。発達する。大人になる。成熟する、進化。どれも同じような意味合い?そこに何か意味の違いがあると考えたほうが良い。成長。幼体が時間経過に従い成体のものに近づく。誕生から成体になりきったところ。成体へのプロセス。成熟。終点を成体とするが。何らかの達成基準を満たす。性的成熟。成熟能力を獲得。社会的成熟。一人前になる。成長や成熟は登ること。発達は違う内容やニュアンス。江戸時代の文献に。developmentの訳語。巻かれたものを展開する。包まれていた何かを外部に向かって展開。巻物のようなものを時間経過でだんだん開いていく。神様が道を決めていて開いているだけ?西洋社会の伝統的な考え。資質が徐々に出現。植物の成長。その後の環境で全く育ちが違う。環境で変化するという発達観も出てくる。遺伝説。学習説。生まれつき、遺伝だけで。努力の仕様がない。救いがない。顔の形、頭蓋骨の形で判断する学問が。生まれつき人生が決まっている。しかし不合理。夢も希望もない。対して環境だけ、誰でも名プレーヤーになるのではなく、本人の素質も絡む。素質も環境も。登り坂のイメージ。発達の場合はそれに限定されない。相互作用として捉える。死ぬまで存在。成体になったらおしまいではなく、中高年の発達という観点も。生涯に対する変容。相互作用は教育そのもの?環境と素質の相互作用に関わるのが教育学分野の先人の話し。内在するものと外のものを組み合わせて変えていく。人間の発達に関する科学的分析と考察。包括的に発達科学と呼ぶ。科学的分析や考察。英語では人間発達科学が直訳。対象は人間だけ?心理学の研究対象には動物も結構入る。鳩の実験など。最終目的は人によって知ること。ハーロウ。猿の実験を。猿を使って最終的には人間の心が。人間も動物の一種。比較してみて人間の特性を把握する。人で行うことは人道上許されない。ママから新生児を切り離して育てるなどの実験。発達化学かどうかのcategoryは厳密ではない。古典的条件づけの実験。パブロフの犬と言う条件反射。犬の唾液腺。やった実験とその意義は同じ学問分野とは限らない。今回取り上げた先人には心理学者ではない人も。教育学者の範疇に入らない人も。しかしImpactは強力で存在感が。文献購読に近い講義。なかなか完全にはいかないが。実際の文献購読ゼミの雰囲気が出せれば。
発達科学に属する心理学と教育学の構成。相互作用で成り立つ。内的なものを科学的に分析する心理学。外的なものを扱う教育学。心理学の下位領域。基礎心理学と応用心理学。心理学の場合は厳密ではない。関心の持ち方が人間全般の一般的特性を基礎心理学。特定の場面、教育など、特定の方々を対象に。知識を応用。応用心理学。人間は多様で色々な意味を。教育学の構成。〇〇心理学。研究対象を示しているが、一定の研究法や分析法の科学的体系を持っていない。〇〇教育学と示せない。方法が全く無いのではなく、教育のどのような領域かにより分析方法が違う。異なる学問領域の道具を用いることも。教育法学、教育行政学、教育工学、教育哲学、教育社会学、教育心理学。あらゆる局面に下位領域がある。
講義全体で取り上げる先人のprofile。心理学では7人。アリストテレスとダーウィンは心理学者ではなく、現代心理学は1879年に?アリストテレスとダーウィンは心理学に大きな影響を。ギリシア哲学。哲学者も心理学に近いようなことを色々と。プラトンは初めて記憶を研究。記憶は昔の経験したことを結びつける。ある対象物を見ると観念を想起する。アリストテレスにも。イギリス経験論や啓蒙主義。要素と要素が結合して人間の知識に。ダーウィン。進化論を提唱。動物は環境に適応する方向へと進化。人間が環境に適応するのに必要だから進化してきた。ジェームス。人間の要素の心の集まりという考えに対して、人間の心、意識は環境に適応する為に作られた。2つの考え方の御先祖様。対立構造だが双方に納得できる。ブント。足し算でなく掛け算になることも。色んなmechanismが。バートレット、ハーロウ、ピアジェ。バートレット。単純な結合でなく価値観などが色々混ざり合って。ハーロウ。人間にとりものを食べたり飲んだり。与えてくれる人に対し愛着を感じたりする?人や猿、食べ物や飲み物以外で愛着が芽生えることがある。ある要素と要素が組み合わされると新しいものが出来る訳ではない。社会人で直属の上司と良い関係を結べる訳ではない。様々な状況が影響。ブント達が考えたように要素に分解すれば解明するという訳ではない。ピアジェ。人間の側が受け身に受け取って頭の中に、というのではなく、生まれつきの赤ちゃんも環境に対応しようとする。外に関心を。知ろうとする積極的存在。子供とは大人と違う認識の仕方をしている。単純化して考えることは難しい。宮崎駿のアニメ。子供には見えても大人には見えない。子供の論理と大人の論理のgap。幼稚園くらいの子供の表現の仕方や物の見方の斬新さ。お月さまが大きくなるのは僕がご飯を食べているから、など。大人とは別の存在。貝原益軒。日本最初の教育書。デュルケム。道徳教育論。シュタイナー。シュタイナー学校。その実践と教育術、子どもの教育。モンテッソーリ。モンテッソーリ教育法の開発者。主に幼児教育や発達教育の分野を。子どもの発見。アリエス。子供の誕生。アンシャンレジーム期の。清水義弘。実証的な研究を。
古典的概念ではなく、どういうふうに見ていくかのヒントを。

 

発達科学の先人たち (放送大学教材)

発達科学の先人たち (放送大学教材)