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心に響く音文化(音文化)第1回、民族音楽学への招待(放送大学特別講義)

学校の音楽教育では長らく日本伝統の音楽が無視されてきた。最近は少しは取り上げるようになったようだけど。ちなみに保守派と思しき人間が「糾弾」しなかったのも奇妙だったと感じる。

 

水野信男。舞楽、隠岐国分寺。保存会。音文化。異なる文化を知る。民族音楽学へ。自然音や環境音。音環境や音文化。自然音。
音は様々。聞き方も。自然音。環境音。カエルの泣き声。素直に受け入れる。田んぼなどを思い浮かべる。幾らか人工的に心地よく。水琴窟。庭園の鹿踊り。軒端の風鈴。洗練された人口音として音楽が。人間行動の一環。音現象を。音文化。
自然音。鳥の声。播磨地方の初夏の早朝。オノマトペ。ホトトギス。変わった泣き声。聞き做し。人の言葉に。古来の人々も関心。万葉集にも沢山ある。百人一首の中にも。暮らしに身近で愛着を。人工的要素を加える。鹿威し。竹筒が反転して石に当たる。音具と言ったほうが適切。丈の響き。庭に侵入する鹿を驚かす。片時も休むこと無く。詩仙堂。
民族音楽学が主に対象とするのは音楽。人間との関わりの。フォークロア。人間の言い伝え。民俗民間伝承。暮らしの中で育む。口伝。口頭伝承。個性的に変容。バラエティに富んだ多様さこそ最大の特徴。童歌。子供の頃に歌う。遊びとともに遊び手によって。遊びをスムーズに。ゲームソング。お手玉歌など沢山の種類。鞠つき歌。隠岐の子供。歌だけ。隠岐諸島の今の小学生はこの歌を歌うことでちゃんと出来ればそれで良い。終戦後の話が童歌の中に入り伝えられてきた。伝承歌。民間の仏教など。新嘗祭、新嘗祭。初めて実った稲を。出雲大社。琴。昔は弦で弾くのではなかった。古から手渡しされてきた。民俗の最も古い。古代の響き。音楽史の古代。琴、笛、鼓。弦楽器管楽器打楽器を代表。フォークロアの研究。フィールドワーク。野外調査。研究室のデスクワークとは違い、現場に飛び込む見聞し体験し記録し分析する。音文化の実例は独立しているのではなくコンテキストの中に息づく。鳴り響く場の背景はコンテキスト。テキストはコンテキストの中で初めて。仕事歌。益田市。深い森の中で重い樹木を切り倒し枝を切って里まで降ろす。山林で働く人々に。木遣という作業に。コンテキストとテキスト。フォークロアの中で祭り唄も。捧げて楽しむ。隠岐諸島の隠岐国分寺。春の日に巡ってくるお祭り。初めて実った麦の穂を寿ぐ。法会の際にパントマイム形式の舞踊。仮舞台で。子どもたちが登場する眠り仏という舞の音楽。居眠りをしていると獅子が。二人立ち。2人がかりで獅子を。2人の仏が眠り始める。笛や太鼓。単純な旋律の反復だが祭りの雰囲気を伝える。寺などに伝わる芸能。松江市の出雲神楽。能楽が混じり合う。出雲神楽はヤマタノオロチ伝説で。大蛇ではなく演者がお面を被り舞う。
フォークロアは裾野は何処までも広がる。更にそれを超越する音楽が。芸術音楽。文化から一歩踏み出して高みを。楽譜なども伝承に用いられる。八雲琴。松江市などで伝承される。通常は歌と一緒に。
音文化は広い裾野を。その分析を通して民俗や人間の感性を。直接には音文化を対象とするが、人の心までアプローチ。感性を通した人間研究。