日本学術会議で会員候補として推薦された人間105人の内6人を任命しなかった件で、その明確な理由は未だに明確では無い。明確にする気もないらしい。それで示唆される理由は色々あり、中国に対し協力的だったり安保法に反対だったりしている。しかしあくまでも示唆に留まる。どうも曖昧にすることで不安感を掻き立てる戦術なのかもしれない。研究者にとり研究がやり辛くなる可能性はどうしても無くならないのではないだろうか。今世紀のacademismでは、「選択と集中」がテーマになっている。しかし一方向にだけ集中すると、上手くいかない時にcatastropheに至るのを敢えて無視しているようで危うさを感じる。
