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セラピストの「問いかけ」と「語りかけ」(臨床心理面接特論(1)第11回)

時間軸が2種類あるというのは常に意識しなければと感じた。

 

大場登。川戸圓。セラピストの問いかけと語りかけ。ゲストとして川戸圓先生を。前回の最後で読み、物語についてのい話から。耳を傾けること。心理臨床で大切。クライアントを読んでいくことも大切。読みについて。チューリヒの研究所時代。物語の方ばかり見ていて読むことをしない人。長い間訓練を受けていて両方の視点を。物語と読み。読みということの中に必ずしも診断的な明確にすることだけでなく、身体感覚などが浮かぶ、それを含めた。川戸先生の物語。内的イメージ。身体感覚。チューリヒで研修を。ユング派を全面に出さない。ユング派では語りを聴く中で物語が浮かぶ。それが大事。今少し読みの中に物語があるとき、物語と読みの関連性は?内的イメージが現れてきた時、クライアントと接する際に物語が。読むに当たっての。診断的なものだけではなく内的世界を。自分の夢だったり。読みを色々磨いていって物語に成る。時間的要素を入れる。色々な読みが物語になるには時間がかかる。かけらのような読み。時間を経ることによりかけら同士を組み合わせて台形の。同じようなかけらだったり円になったり。時間的要素を少し入れて物語と時間を。その場合、かけらとかけらがくっついたもの。かけらの方だけを読みと理解していない?時間の経過とともに修正されたり醸し出されたり。それも読み。断片的な瞬間だけのかけらを読みと。時間的経過とともに紡ぎ出されるのも読み。物語。ユング派の研修を受けられた人には、何故に物語は?ものの語り。皆が抱える。もののけのもの。ものを語る。大きなものが生きる。力がある。それが現れる。物語は英語にするとstoryに?違いがある?どちらにするにしろ、人間というものが抱えている大きなフロイトの無意識。闇のようなものをフロイトやユングは明確に気づいていた。無意識のもの。1つのかけらの中にものが潜む。その小さなものを寄せ集めてものが語りだす。無意識が語りだす。それが意識に反映する。クライアントのものが語られる。その時に問いかけや語りかけは?抽象的だけではない。初期の頃はともかく、今色々な人が会う時に。インテーク面接は重要。インテークだから出来る問いかけが一杯ある。最近はインテークをしないが。具体的なケース。小さくなって目も合わせられない、声が聞こえない。語る声が聞こえない。でも一生懸命しゃべる、けれど聞かない。10回くらいまで何が問題が分からないが、ものが語っているのだからよく分からなくても聴く。私の中には何も分かっていないが。何で苦しんでいるか、何故来ているのかわからない。分からないというものの語りを受け入れる。そうすると問いかけ語りかけは意識の機能も含む。ものだけで言う人には。安易に分かることをしない。何回繋げるか。問いかけ語りかけがないからこそ、ものが動き出すという場がある。そういうケースもよくある。わけのわからないものに向き合う。面接室という場を如何に維持するか。来週もいらしてくださいね。少しずつものが語りかけてくれる。問いかけ語りかけをしないことは大反対?かなりの年月を経ないと。きちんとした問いかけ語りかけをして明確に成ることとそうしないことの区分けや判断は経験をしないと。語りかける時に如何に親友的でない、ものさんが語りやすい、傷つけないやり方を。ケースを聞きながら、こうしたら来なくなってしまう。問いかけるという言葉がいかに大事か。問いかけないことも大事が。ぼそっと呟く。いわば問いかけではない。しかし聴いている。勝手に言ってくれると理解しているので、クライアントは流すことも出来る。河合隼雄先生はその辺りも把握している。とても本質的でありつつ。気づきながら河合隼雄先生の姿勢を。ときには心配もしてようやく今のような姿勢に。それが大事。大学院生に心理療法を勉強する時に期待することではない。ものが語られるのをじっと見守って。自我レベルでは働きかけをしない。最良の分析であるが、それでも段々とものが少しずつ語り始めていったときに、何年かの後に姿を表した時に。問いかけたり話しかけたりもよくする。ものさんが大体姿を表す。何年前から現れた?言葉にはならないけれどものは感じていたと。ものがだいぶ出てきて、何年前から抱えているか。ものさんが言ってくれる。虐待など。そんな時にものが。人を殺さなければ自分を。夢が。ものと夢としんどかったことと症状が結びつく。そんな問いかけはするけれど、どんな虐待が?などという質問はしない。読みについての抱いていることと、問いかけ話しかけについてと共通点が。いわゆる自我レベルでの問いかけ話しかけは殆どしない。ある意味書いたことのアンチテーゼ。読みや問いかけが大事でなくて?ある意味とても面白い。セラピストの問いかけと語りかけも、色々な状況を抱えた方に質問ということで聞いていくようなことが問いかけ語りかけではない。その人の中のものが少しずつ器の中で。話してもいいのかなと。何年かけてものが語り始めたときには問いかけをする。ものが語りだすことを意識する。storyですか?違うものでは?時々storyというものには主体としての自我が感知する。ものがたりとは違う?難しいところ。Tailになるのか?storyには起承転結がある?クライアントの話はそうでないことも。結から始めたり無かったり。何処から来るのが分からないが。意識。歴史的時間と一直線には流れないもの。一直線に進む時間というものはない。5歳の頃の傷は今でも。時間体系を2種類持っている。時間性が無いことを聴くことは大事。第三者に話す時は時間軸を入れないと理解しづらい。ものを語るしゃべるときには時間の枠を。意識化であり人間が成長する。時間軸を。意識の作用を。しかしもう一つ。今でも。円になっている時間を。揺れ動く。storyも大事。2つの時間軸を持つ。真っ直ぐな時間軸で話すが、違う視点を入れる示唆も書く。どちらも。story的部分も考えるが。クライエントの語りだすこと。そこに成長のstoryが。そこが読みになる。理論的なことも時間について大事なこと。人間を知るには時間がどうなっているか体験を。夢を見ることで。少女となって飛び回る。時間は一直線だけではない。層になり積み重なる。自分が自分の分析を。夢分析など。時間の不思議を味わう。問いかけの診断的云々だけでなく。河合隼雄の呟く。あまり呟け無いタイプも。巧妙なのは羨ましいが、じっとしていることが多い。態度で語りかけているという雰囲気。ため息。殆ど言語に乗せない人や乗せる人。ポイントとなる人には乗せない。25年見ているが、仕事を止めて引きこもりに。この秋に自分は死ぬと。年明けくらいに言い出す。えっと思う。死なないでと思ってしまう。今言われたことも語りかけ。読みと続いている。読みと問いかけ語りかけが意識的。そうでないこともあるが。短い一言だけど決定的な語りかけ。凄く悩む。秋になるのが怖い。やりかねない人。とても怖いが言わない。なぜ秋なのですか、とも言わない。2週間に1回。必ず言う。ある読みを。私を確かめている。どう川戸先生が動くか。試されているというよみを。Perfectではないが。秋を過ぎてしまった時に。何も言わない。どうしたの?とは言わない。ある物事を決心してすべてを壊した。悲しかった?自分を壊すのは悲しいです。夢に助けられる。ものから確かめられるという読み。葛藤や不安を抱えつつ。語りかけの一言だけで答えられる。それが問いかけ話しかけ。そうなんですね、という一言に背景が様々。

 

臨床心理面接特論I: 心理支援に関する理論と実践 (放送大学大学院教材)

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