長期に休んでしまうと学習のリカバリーが問題になる。自学自習できれば良いけれど大抵は出来ないので考慮の必要がある。
安藤隆男。任龍在。病弱教育。歴史的変遷。果たしてきた意義。意味。現状と課題。病弱教育の定義。歴史。現状と課題。重度重複障害者。韓国の病弱教育。05年の法律改正により韓国では特殊教育に病弱教育の追加。日韓の比較。
病弱教育とは?定義。対象児童生徒児童の疾患。病気により入院や療養が必要なこども、病弱者に対する。施行令の。身体虚弱者を含む。慢性の呼吸疾患などの疾患が継続して。生活規制を必要。入院期間の短縮などの入退院を繰り返すなどの実態。6ヶ月以上から改正。継続して必要とする程度の者を含むと。対象者を現実的に拡大。身体虚弱者。明確な病気ではない、病名診断が出来ていない。どのような疾患を?主なもの7つ。循環器疾患。心臓の構造に心室中隔欠損。心房中隔欠損などの先天性心疾患。心筋炎などの後天性心疾患。先天性は出生者の1%。手術が出来ないものも。呼吸器疾患。呼吸器。器官気管支など呼吸器に起こる疾患。呼吸器の様々な部位に影響が。気管支喘息、肺気腫など長期間の治療が。慢性の呼吸器疾患がある。腎臓疾患。腎臓。泌尿器系。不必要となった老廃物などの濾過、体液のバランスなど。腎臓異常。急性糸球体腎炎。ネフローゼ症候群など。治療法も異なる。生活規制を。筋ジストロフィー。手足などの筋肉が弱くなる。ベッカー型などがある。最近では医療の進歩により寿命が。悪性新生物。悪性腫瘍、癌。遺伝子異変により増殖をする細胞集団。転移などを起こす。転移して死に至らしめる。脳腫瘍など。最も多いのは白血病。薬物治療などが著しく進歩。心身症。身体疾患中で経過に心理社会的要因が。神経症などの精神疾患によるものは除外。摂食障害が多いのが最近の傾向。環境調整や心理療法など。重度重複障害。生活全般に全介護を必要。呼吸管理、痰の吸引などの医療的ケアが必要なことが多い。
病弱教育の歴史。近代教育制度成立から。戦後から。義務制の施行から。コレラや天然痘。防疫体制が課題に。学制や教育令。種痘摂取の重要性。脚気生徒を対象にしたものが最初。全国の学校に学校医を。学校看護婦を配置。体力向上に林間学校が効果的と。明治時代の病弱教育は大正に増加した結核対策に。昭和14年に乳幼児健診。様々な法律や制度が。保健福祉制度が。昭和17年の身体虚弱養護学級。殆どが結核を始めとした身体虚弱児。戦後。教育の機会均等が。療養中の生徒児童。特殊学級など。結核などの児童には安静が強調され、就学猶予などで自宅の児童が少なくなかった。病弱児の為の養護学校の基準が。病弱について医療や生活規制が6ヶ月以上。体育以外は小中学校に準じる。教科の枠組みで。養護体育で病弱児への配慮を。健康回復に役立つよう効果的指導を。病弱養護学校は通常学校への復帰を前提。昭和46年の学習指導要領の改定。新たに養護訓練が。特有領域。養護学校教育の義務制から。昭和54年に義務制が施行。制度は整備されたが、昭和54年をピークに減少傾向。6ヶ月以上という基準を満たす生徒が少なく。教育関係者医療関係者保護者の理解不足。専門的支援員の不足など教育行政上の問題。平成6年に病気療養児の教育についての整備の通知。平成19年。特別支援教育へと。
病弱教育の現状と課題。3つの元で。病弱特別支援学校の児童生徒。在籍者は昭和54年を最大に減少傾向。平成18年では4190人。約半数に。平成19年に一気に急増。重複するカウントをしているせい。院内学級や少人数学級が多い。通常学級に在籍。文部科学省の平成24年の学校基本調査から。30日以上の長期の欠席者。中学校が12万人以上。病気と不登校が殆ど。小中学校の通常学級に在籍する者は非常に高い。通級による指導は殆どない。
対象となる生徒児童の疾患。明治期から感染症が主。感染症の減少。60年代に結核が激減。教育よりも治療に重点。慢性疾患が多く。筋ジストロフィーが多くを。70年代になると呼吸器疾患などが増加。心身症の増加傾向が。現在では主たる対象に。悪性新生物疾患も徐々に増加。現在は心身症や神経性疾患、重度重複障害、悪性新生物など。心身症は喫緊の課題に。
韓国の病弱教育。05年からスタート。新たなカテゴリ。対象となる子供は?慢性疾患など。3ヶ月以上の医療的支援が必要であり教育的支援が必要。主には癌。制度化以前は?肢体不自由教育で一部を。筋ジストロフィー児。訪問教育を受けている子供も。癌などの多くの子供は学業を中断。治療の方が重要と保護者の認識が。心身症など多様な疾患が。韓国では?現状では心身症などは対象になっていない。慢性疾患のみ。心身症を抱える子供についても対応。いわゆるフリースクール。不登校などに対応。90年代から。97年にカリキュラムなどで認可を出している。病弱教育ではなくフリースクールを制度化。教員の専門性は?特殊教育教員の専門性。教員の質の強調。05年前後から教員の専門性による研究が。しかし明確な方向性は出せていない。大学で教える教員も少ない。専門性を持つ教員の養成が緊急の課題に。
病弱教育の課題。子供の病気と心の問題。疾患は神経疾患などの慢性疾患と心身症。障害受容などの心のケア。受容が出来ないと教育効果も上がらない。心身症。近年重要課題に。引きこもり医療機関を経て最後に。ソーシャルサポートなどでストレスの軽減を。教育課程の編成。年度途中に転学する児童が多い。転学前の学習空白なども。円滑にもとに戻るように。学習時間の制約を考慮。総合的に考慮して内容を精選する。順番に移行。学習時間数の変化も。病弱児の経験不足を補う、間接経験を高める。道徳などをどのような内容で構成するかだけでなく、映像などの間接経験を。教員の専門性の向上。特別支援教育総合研究所などの研修事業の拡充。専門家の協力を。特別支援学校のノウハウは通常の小中学校にも。次世代の教師に伝え地域における中核的なセンターとして支援を。