暴力団対策法という名称の法律が1992年(平成4年)3月に施行されて何回か改正もされている。その名の通り暴力団の活動を封じ込む法律である。正式名称は、「暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律」である。昭和の時代には、高倉健などを擁したヤクザ映画が人気を博していて、反権力のイメージを勝手に持っている人間も結構いたように思える。それを問題視して暴力団対策法が作られて30年近く運用されている。こういう治安に絡む法律は憲法違反の問題がつきものであるが、現実問題として暴力団が脅威であるのは否めないだろう。