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生活者と生活ガバナンス(生活ガバナンス研究第2回)

生活することは組織をマネージメントすることとは違うということは強調して然るべきことだと思う。

 

赤塚朋子。生活者と生活ガバナンス。生活とはなにか。生活ガバナンス。生活のあり方や経済などの環境のあり方。権力者が一方的に決めるのではなく、生活者の営みと。生活者に焦点を当てて。生活する当事者が決定。生活者。生活とは?広辞苑には生存して活動することと。憲法25条。健康で文化的な。生活を営む権利を。暮らしという言葉。一日の人間の営み。現代社会では24時間営業が当たり前に。暮らしという言葉より生活という言葉の方が似つかわしい。生活を定義。人間が人間らしく生きるための諸欲求の充足過程。基本的人権の保障、個人の尊厳。人間は人と人とが関わることが。生活する術。生活の自立。生活についての力。生活に関する力を備える。諸欲求。幸福追求。個人的なものから社会的なものまでの目標。1ヶ月後の試験。充足過程。生活関係。生活資源を駆使して。人間同士の関係。親子夫婦同居人隣人。職場での関係など。生活条件は生活基盤である収入が確保されているか。災害などから安全を守る条件。生活方法。充足の方法。料理を作る。出来合いの惣菜を買うのかなど、方法を。手段を総合して。生活手段とは働くことや勉強することなど具体的な行為方策を。生活資源。全ての役立つこと。健康力や生活状態など、ネットワークなどの関係。お金のことや情報のことも。生活環境。日々の生活に大きく関わる自然や社会の環境も含めたいろいろな環境。誰にも邪魔されないようにラジオを聴くことが出来るように。生活の一場面。誰かに代わってもらうことは出来ない。
生活者とは誰か。生活者とは生活する人間そのもの。自分自身の人生の主体であり当事者であり主人公。様々な顔を。ハム子さん。66歳。花道を教えている。公務員OG。未亡人。母親。祖母など、実は90歳になる母が居るので子供でもある。コンビニでは消費者。ケアラーでもある。様々な顔を。その場面で生活者の対応を変化させる。生活は総合的。あなた自身は生活者として幾つの顔を。どのような行動を。天野正子さんの著書。生活者は1つの理想像として。支配的な価値から対抗的なオルタナティブな生活者概念。生活者は為政者の思惑からは対抗的な。新しい社会を他者と作ろうとしている。生活を経営。生活経営とは?生活のプロセスがより良いものであるために生活の要素についてより良いものに。日々の生活を営む全体。生活の権利の保障の側面からは権利の保障が必要。生命を前提として。途中で変わる事もできない。活動の連続。総合的Management。生活経営の論理は生命の論理。幸福追求を目的に。連続する活動の総体。生活経営は倒産したり破綻したり諦めたりすることは出来ない。それは生命に関わる一大事。生命の危機。最優先で解決しなければ。生活の社会化が広範に進む現代。生活ガバナンスが必要になるのは生活リスクを回避するとき。生活課題に直面した時に他人と協力して解決するのは議論し交渉する営為がガバナンス。自分の人生をどうしたいかと耐えず向き合って。生活全体を把握する力量が求められる。新しい社会の形成に参与し創造する力が必要。生活経営主体の基本的人権が尊重されるコトなしに幸福追求はありえない。
枠組みの変化。食生活を例に。素材を手に入れて料理を作る。じゃがいもやネギや野菜や魚などの素材を購入して。それらを料理する時代から徐々に社会の手が入ってくる。今では作って売るお惣菜を利用することも。中食を。お弁当を買ってくる。レストランなどの外食も。枠組みの変化で社会との関わりが多く。生活の社会化。高齢者の生活でも食事を。中川清先生の「現代の生活問題」。生涯の局面の変容が社会的に主題化される。多くの人が生活課題に直面し互いに共感して生活選択の自由を。葛藤と模索を。社会との関わりが増えれば増えるほど自分だけの生活だけではなく、生活課題が外に出てくる。同じものを食べているかもしれないが外から与えられた外部化されたものを食べる。冷凍餃子に何かが入っていて安心して食べられないと皆の問題に。自宅での食中毒ではなく。大きな社会問題に。生活課題が社会として構想されるのが21世紀社会。急速なIT化やグローバル化は環境を激変させている。経団連の新時代の日本的経営。非正規化が若い層を中心に進み不安定な生活基盤が深刻化。若者の問題。生活の社会化とライフコースの喪失。家族について。個人のネットワークと言われる。国勢調査を元に一番多いのは単身世帯。家族の変化。家族生活研究など。生活者は個人であり社会の基礎単位は社会の生活者。生活経営の生活単位が変化。生活ガバナンスの機会が増える。ライフスタイルの多様化と生活者、ライフスタイルの多様化は自由の拡大などの長所もあるが、生産と消費の場が分断されるなど不都合を。企業や行政にコントロールされやすい対象に。生活者の対抗力。生活政策の展開などで行動し行政や企業のあり方を変える。従来からの組織活動で担われることもあった。ライフスタイルの多様化の中でどのように対抗力を高めていくかは大きな課題。生活者はそれぞれの時代の支配的価値から対抗的な生活を他者との共同行為で作ろうとする個人。利害を調整し交渉して生活を変えていく営為。生活者の対抗力を高める為の生活ガバナンス。
あなたは幸せですかと問われたらどう答える?幸福、生活の質保障。幸福度の指標化が活発化。各個人が幸福であることは具体的にどういうことなのかが各国の関心に。幸福追求の見える化が進んでいる。ブータン王国のGNH。05年から進められている。GNHには4つの柱が。持続可能で公平。文化の推進、良い統治、指標として9分野。教育や文化の多様性。環境の多様性と活力。時間の使い方。良き統治など。ブータン王国の取り組みを受けて12年4月に国連で会合が。世界の幸福度についての。13年9月に最初の世界幸福度報告書が国連から発表。日本は?10年から12年の国別幸福度ランキング。上位。1位がデンマーク。トップ5はヨーロッパ。日本は43位。13年から毎年3月20日を幸福デーに。日本では13年3月20日にイベントが開催。日本では宮本みち子先生もメンバーの内閣府幸福度指標案。幸福度指標作成のための調査などがある。幸福度指標試案体系図。3つの柱と小項目。主観的幸福感上位概念。経済社会など。主観的幸福感を判断する際に重視。差異が見られる。ライフステージの違いを勘案。主観的幸福感の指標に含まれるのは理想の幸福感、人並み観、感情経験など。経済社会状況。貧困、自己破産。ホームレス。学歴。望まない非正規雇用率。ニートの率。身体的には長期罹患率。自殺死亡者数。自由時間。接触密度。引きこもりの人数。自然への畏敬などが指標化。持続可能性については温室効果ガスの年間排出量。生物多様性。エコロジカル・フットプリント。消費者の行動。生活ガバナンスにおいても重要な視点。幸福の構成要因。11年の研究会の資料。29の構成要因。失業率が高いと幸福度を下げる。通勤時間が長い。夫の育児時間。頼りになる人の存在は幸福度を上げる。他の人への信頼は幸福度を上げる。その他生活者と生活ガバナンスを考えるのに参考になることが。どんな時に幸福度が上がったり下がったりする?生活者は生命の論理。幸福追求のもとに。新しい社会の形成に関わり生活文化を創造する。生活は個別的な領域として政治や公共性から排除されてきた。生活の諸課題がテーマになっている。
事例。生活ガバナンスの主体は誰か。当事者が主体。この指とまれ。学習して社会に発信。生活経営上の生活課題がきっかけ。NPOを立ち上げて市民活動として、生活課題から立ち上がったNPOが一同に介して共通の課題について議論して次の活動に活かす営みをしている。ITの利用が生活ガバナンスの手段に。Webを活用した事例。
生活者と生活ガバナンス。生活とは。生活者とは、生活経営とは。支配的価値から対抗的なオルタナティブな性質を他者との共同行為で共に作ろうとする個人。議論して利害調整し交渉する営為。ライフスタイルの多様化。生活者の対抗力を高めることを。私的で個別的なものとされたものが公共的テーマに。生活者は生活そのものが諸課題を解決するところから。一緒に幸福を追求していることを。対抗力を高めて生活を作る主体に。生活者が共同することで社会を良くする。次回は対抗力を高める上でも必要となる生活力や生活ガバナンス力を高める為の生活教育を。