F-nameのブログ

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高貴さ。

いやしくも京都大学に在学していた人間なら「noblesse oblige」(ノブレス・オブリージュ)という言葉を聞いたことがあるはずである(まあ私は卒業していないが在学していたのには変わりはない)。原語は仏語であり直訳すると「高貴さは(義務を)強制する」となり、一般的に身分が高い人間にはその特権に伴う義務が伴うとする価値観のことである。財力や権力などを持つ者の社会的責任を指す言葉としても用いられる。京都大学という学歴社会のトップを占める人間にとり心得ておかなければならないと主張されることが多かったが、最近はどうなのだろうか。ただこの価値観が京大内部で衰えているようには私には見受けられない。