たまたまNHKのBS1で航空母艦信濃についての番組が放映されていたので後半の部分だけだが視聴した（ただ過去にも見た記憶がある）。昨年にも放送されていたそうだ。
「幻の巨大空母“信濃” 〜乗組員が語る 大和型“不沈艦”の悲劇〜」 - BS1スペシャル - NHK
と言ってもそんな名前の航空母艦は知らない人が大半だろう。大雑把に言えば大和型戦艦の3号艦として建造されていたのを無理やり（そもそも最初から航空母艦にするならもっとマシな艦体になっただろう）航空母艦にして完成を急がせて竣工させた軍艦である。昭和19年11月に竣工して事情はよく分からないが横須賀から呉に回航することになり、その途中でアメリカ軍の潜水艦から4発の魚雷を受けて沈没した、というのが信濃の短い歴史である。数発の魚雷が命中しても沈まないよう設計はされている筈（戦艦武蔵では10発以上命中しても沈んでいない）だが、気密試験は完了していなかった。というかそもそも工事が終わっていなかった。護衛の駆逐艦から工事の火花が見えたそうである（てか敵潜水艦に見つけて欲しいかのようである）。それで魚雷が命中してどうしようもなく沈没してしまった。そんな悲運の軍艦である。それで何人が亡くなったかさえ分からない（乗船名簿も信濃とともに沈んでしまったので）。工員が1000人くらい乗り込んでいたそうだ。まあ航空母艦が足りなかったから、このような混乱も致し方無いのだけど。
とか書いていたら今年の1月にも書いている。記憶力無いなあ。
もっと驚いたのは、横須賀に「居酒屋 空母信濃」という店があること。
