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地域社会での生活とそこでの育ち -地域社会の変容と子育て-(乳幼児の保育・教育第5回)

子どもが地域社会を育てるというのは、自分の街でも言えることではないかと感じる。

 

岡崎友典。地域社会での生活とそこでの育ち、地域社会の変容と子育て。具体的な地域社会での子育て。墨田区の施設。対談方式で。
興望館。野原健治。東京の東部地域の隅田川に面した。墨田区。東京スカイツリー。大都市のいわゆる集住地区。大正時代に宣教師がアメリカから。セツルメント運動の一環で。児童福祉の活動ほか総合的に。社会福祉法人。概要。日本人で初代の館長。セツルメントの役として教育文化的社会事業。創立当初から子どもたちやお母さん家族地域に対して総合的なアプローチをする。それが最初から現在まで。時代に沿ったニーズに対する対応を。現在は92年目。現在は160名定員の保育園。隣に大きな体育館。児童厚生施設の。学童クラブや地域活動。軽井沢に30名定員の児童養護施設を。家庭で生活が出来ない子どもたち。親の困窮などで保護が必要な子どもの家。幼児からも入ってくる。更には大学生を見る場合も。児童福祉法に規定されている。児童養護施設。児童厚生施設と保育園。学童クラブ。文部省と厚労省。教育と福祉が一体に。地域社会で育つには両方の側面が。
コミュニティレベルで何が問題か。地域社会の変容。乳幼児にとり地域社会とは何か。社会化。ソーシャライズする。地域社会がどの部分を担うか。具体的には地域社会でなければならない部分を明確に。地域の持つ教育力や保育力が大事に。80年代頃にこどもが公園デビュー。家庭の中で育ちながら学校以外に地域社会で育つ、それが欠けている。不足している、珍しい。核家族化が60年代から。当初はプラスイメージだった。最近になるとマイナスイメージが。子育ての面で。60年代の高度経済成長以降に人口のモビリティ。地方から大都市へ。過密の問題。祖父祖母が居ない、子育ての方法も変わる。施設からみた地域は?顕著な変化が60年代から激しい。たくさんの人が集まった時代。公害で工場が出ていく。生活関連産業が多くて人が集まった。公害で工場の移転が。下請けも出ていく。数が少なくなり核家族化も。工場の地方分散。象徴的なのが墨田区。工場跡地の再開発。コミュニティセンチメント、共同作業。どんどん崩される。移転していく、集合住宅が建設。住宅環境は重要。旧来は一軒家だったり。集合住宅が出てくる。今は色々便利になり地下鉄などの乗り入れが。都内でも便利な場所になりつつある。工場跡地に出来た集合住宅が、マンションが。住民の7割。大都市圏でも同様の傾向。都市の中心部は。住居環境による変化が大きな子育ての変化の要因。かつては職場と生活の場が一体だった。家内工業や自営業でたくさん人が居た。保育は早くから発達。預ける要因がコミュニティの変化で。海外進出。円高。その影響で東南アジアに中小企業が出ていく時代も。若い人の生活も変わった。再開発が最近も始まりマンションに。東京スカイツリー。半蔵門線など交通が便利に。墨田区は25万都市に。従来は22万だったが。職住の分離。寝に帰る。乳幼児など子どもは24時間生活している。保育施設。地域社会の場合、空間が変わってきている?保育園のこどもの範囲。広域になっている。通りは大事。大きな通りを渡るかどうかは大きいがそれも越えて。地域の広域化は当たり前に。周辺の特色。長く住み続けている方が健在。特に高齢者。昔の色濃い人間関係があるのも事実。人々が一杯で助け合ってきた時代をくぐってきている。世話好きで子どもたちの環境に重要。旧住民と新住民が混ざりあい。一定の地理的空間で生活の協同性が。マッキーバー。コミュニティセンチメント。おらが街。寝に帰るだけではコミュニティにならない。専業主婦と共働き。世帯単位で言えば共働き世帯の方が1.2倍に。両親が働いているのが過半数に。子どもたちを保育や施設に。就学前の子どもを育てるニーズ。地域の面で見たときに家と施設。地域社会の役割。ほっといたら繋がりは出来ない。大人たちも含めてコーディネートする取り組み。子どもの教育に何が必要なのかの発想を?こどもが居ることで地域社会や家族は育つ。愛情を持つが知識に欠ける。昔に比べて。先輩から見れば心配に見られがち。本人は一生懸命。なんとかしたいと。こどもを一緒にどのように育てるかで家族は家族になる。保育園との関わりが出来て家族同士がつながるし、地域の人々が保育園を育てる。例えば散歩。療養している人が声をかけてくれる。コミュニケーションが。皆と出会う。保育園の子は地域の子。地域は子どもたちで活気づくし繋がりもできる。両親にも伝えて挨拶することにも。子供のために作るのではなく子どもが地域を作る。地域の年配者のお食事会。80代の人が主力。歩いてこられる。歌を歌いにいったり食事を一緒に。展覧会。子どもたちの作品や書道の作品を。作品を通じてコミュニケーションを。互いに知り合う。何処かで会ったときに挨拶が。それが地域活動になる。施設を契機に多様な。異年齢交流。多様で立体的な出会いの場。きっかけを作る。後は人間だから互いに影響し合う。子どもが変わり親も変わり繋がっていく。学習成果の発表の場。学習社会。生涯学習。教育的な側面が。人間の成長発達でみた場合に福祉施設と教育施設が一体に。地域の教育。地域教育。地域福祉。70年代から地域社会で育つのは当たり前ではなくなった。仕掛けなくても自然に出来たことができなくなった。地域の教育力とは?3層構造。地域の規範。そこでの生活体験。社会集団。組織。この3つを構造として捉えて。地域社会は仕掛けないといけない。地域の規範。昔は日常の共同作業が。拘束的で負担になる?新しい世代の大人たちはその経験がない。既に親の世代から。移住者の二世三世。行事をする。お餅つきやバザー。その中で若い父母については経験が足りない人も居るのも事実。昔なら先輩が教えたり感じたり。それは経験不足に過ぎない。経験があれば産まれるもの。共同作業を一緒に。中学生高校生大学生、価値観形成期の若者には対人経験を。学校も理解が進んで職業体験やボランティア体験を。そういう機会を若者に。特に子供の世話。若者のエネルギーが必要。子どもたちから親しまれて喜ばれる。その経験が将来親になったときに有効。若者たちがボランティア体験を。外国の若者も含めて。地域づくりの核の場として。人が出会いの場として入ってくる。その調整役を。利便性が高まり住居もきれいに。問題は安全や安心。基本的に生命の安心性。健康であり便利であり快適に。逆になっている?子どもたちも一歩外に出ても安心。知らない人に声をかけられない。環境の指標を考え直す必要がある。民間の組織が。保育園では待機児童の問題が。両親が働く世帯は増えている。個人のベビーシッターがあったりもしたが。新しい公。私立の保育園。公も変化が必要。公の対立としての民間も変化。それで新しい公が。縦割り行政も効率的で専門的。しかし次が必要。個人などが総合的に使えないと。そのための連携。総合計画。地域福祉の内容。それぞれの計画は非常に発達しレベルも高い。内部相互の連携。計画を跨いで結びつける。専門家や非専門家が力を同等に合わせないと。繋がりが公の内容。中学生の課題。それぞれ専門的にやってきた人が集まる。プラットフォーム。新しい公作り。自立していけるように。ネットワークを作ることは以前から言われているが、必要なサービスを。しかし作り出すことが必要。物理的精神的環境の醸成を。福祉教育。保育所や子育てについて指導コーディネートする人の役割が重要に。人口の流動性。発展するためには嫌でも移住しなければならない。しかし子どもに地域で育つのを保障する必要がある。新住民も住み続けられるように。実際に新しい再開発で多くの人が入っている。隣に41階建てのマンションが。100メーターくらいの2本のマンションが立つ予定。41階。一部に人口集中が。先のことは入ってみないとわからない。住み方が見えている範囲でやるしかない。今いる人が積極的に働きかける必要が。契約に自治会の加入を書いていくなど。マンションの中の人がつながる。翻って子どもが作り上げる。新しい個。行政の役割は大きいが自らサービスを作ることが必要。人間が断ち切れない範囲での移住も。