今これを書いているのは2月11日であるのだが、ロシア軍がウクライナとの国境周辺に大軍を配備していて軍事侵攻する可能性が高まっている（もちろん外交的な解決も模索されているが）。私がまだ成人していない頃は、アメリカ合衆国を中心とする資本主義陣営とソビエト連邦を中心とする社会主義陣営が冷戦と呼ばれる敵対関係を形成していた。中心となる2国は膨大な核兵器を保有していて核戦争の危機が強く叫ばれていた。キューバ危機のように実際に一歩手前になったこともある。もちろん単純に敵対関係にあった訳ではなく、貿易関係もあったし軍縮交渉なども行なったし後には首脳同士を結ぶホットラインも設置されたりもしているが。考えてみればよく核戦争が現実のものにならなかったものである。
