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哀史。#類語新辞典

1968年に「あゝ野麦峠」というノンフィクション作品が出版された。

岐阜県の飛騨地方から女性(主に10代)が野麦峠を越えて、長野県の諏訪地方の製糸工場で過酷な労働をしていたという内容である。今と比較してかなり過酷な労働であったが、厳寒期に吹雪や雪崩により命を落とした人間も相当に居た。まだ鉄道網も充分ではなかった頃である。「お助け小屋」と言われる避難用の建物も江戸時代からあったとのことである。