今日から2巡目。
「あゝ野麦峠」というノンフィクション作品が1968年に出版された。飛騨地方の農家の女性が野麦峠を越えて信濃の製糸工場で過酷な労働をしたことが、数百人への聞き取りで浮き彫りになった、そんな内容である。当の女工が過酷な労働をしたのがよく分かる(明治時代には労働者を保護する法令が乏しかった)。女工たちが里帰りに信濃に戻ろうと野麦峠を越えるのだが、これもまた過酷なものであった。当地にこれについての史料が展示されていたが、建物の老朽化もあり、一部の史料は当地の観光施設に移されたそうである。
追記:過去にも書いていた。すみません。