明日のパンを求めないことは、なかなか難しいかもしれない。けど余計な荷物を背負わないようにするには、それしか無いであろう。
----- 原書引用始め -----
Sir William Osler urged the students at Yale to begin the day with Christ's prayer: "Give us this day our daily bread."
Remember that that prayer asks only for today's bread. It doesn't complain about the stale bread we had to eat yesterday; and it doesn't say: "Oh, God, it has been pretty dry out in the wheat belt lately and we may have another drought ----- and then how will I get bread to eat next fall ----- or suppose I lose my job ----- oh, God, how could I get bread then?"
No, this prayer teaches us to ask for today's bread only. Today's bread is the only kind of bread you can possibly eat.
----- 原書引用終わり -----
----- 和訳引用始め -----
オスラー博士は、エール大学の学生たちに向かって、一日の始まりに「私たちの日ごとの食物を今日もお与えください」というキリストの祈りを唱えるよう奨めている。心に留めてほしいのは、この祈りが今日の食物のみを求めている点だ。 この祈りは、昨日口にせざるをえなかった古いパンのことで不平を言っているのではない。まして 「おお神よ、穀倉地帯はカラカラに乾ききっており、旱魃に見舞われるかもしれません・・・そうなると、 来年の秋にはどのようにしてパンを作ればよいのでしょう?」とか「私が失業したら、神よ、私はどのようにしてパンを得たらよいのでしょう?」などとは言っていない。
そうだ、この祈りは私たちに今日のパンだけを求めるように教えている。今日のパンこそ、人間が口にしうる唯一のパンなのだ。
----- 和訳引用終わり -----