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思春期の子供の悩み🌀と親の対応✨ 生徒指導と教育相談第3回(その4) #放送大学講義録

「身体化」は大人になってもつきあわなければならない。

 

-----書き起こし始め-----

 

言語化できないままのストレスは、大きく「行動化」と「身体化」という2つの形で現れます。行動化とは、歌を歌う、スポーツをするなどの健康的な方法でのストレス解消から、人に対する攻撃や自称行為に至るまで様々です。健康的な方法でストレスを解消できない場合、誤って攻撃的な行動に出ることもあり、これが自分に向かう場合、自傷行為となることも考えられます。

また、「身体化」とは、ストレスが体の症状や病気として現れることを指します。新生児が熱を出す、下痢をするのもこの一例です。大人になっても、ストレスが原因で胃潰瘍になることもあります。心身症として、加算器症候群や花瓶性超症候群、円形脱毛症などの疾患があり、これらはストレスが体での症状として現れる例です。

思春期の子供たちは感情が不安定で、一瞬で気分が変わることが多いです。陽気に歌を歌っていたり、夢を語っていたりすると思えば、突如落ち込んだり、黙り込んだりします。大人としては、これらの感情の変化にしっかりと対応し、子供たちのサポートが必要です。特に、子供とのコミュニケーションには言葉だけでなく、共通の趣味や活動を通じたアプローチが効果的です。視線を避けるようなアクティビティを共にすることで、リラックスした雰囲気の中での心のやり取りが可能になります。そして、本音でのコミュニケーションが、問題解決の鍵となります。