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(パンデミック下の不確実性社会的モデル:医療資源配分の問題、緊急事態宣言の影響、経済政策の展開に焦点経済政策第1回その3)♯放送大学講義録

コロナ禍での対策についてはきちんと総括をしないといけないと思う。

 

-----講義録始め------

 

最後の質問に移りたいと思います。2021年10月現在、日本はパンデミックの中にあります。パンデミックは今後も起こり得ると思いますが、これは明らかに不確実性の産物です。このような状況で特に問題となるのは、貴重な医療資源の配分です。ワクチンや病床などがその例です。ここでお伺いしたいのは、不確実性社会的モデルでは、これらの医療資源の配分問題にどのような示唆を与えるのでしょうか。

はい。感染症は現在進行中の問題であり、不確実性のもとで経済政策をどう展開するかについて、非常に有益な題材だと感じています。不確実性社会的規制モデルでは、自由な企業体制の中で気付きを増やし、社会に対応していくことが重要です。不確実性が大きい状態では社会がうまくコントロールできないと考えられます。

日本では、特にコロナの対応として、専門家の知識に依存し、国民には情報が十分に提供されなかったと思います。不確実性の高い状況で政治的に緊急事態宣言を発出し、社会主義的または統制経済に近い形で対応しました。

不確実性のもとでの情報の提供方法がうまくいかなかったと考えられます。例えば、どのような条件でクラスターが発生したかなどの具体的な情報が欠けていたと思います。また、専門家が接触感染や空気感染に対する対策についての明確な指針を出さなかったことも問題です。

経済学的に見て、医療はどのような産業か、または公共財かという点も重要です。例えば、マスクは短期間で増産されましたが、医療従事者や病床の急速な増加は難しかったです。これについて、医療産業としての分析が求められると思います。

以上で第1回の質疑応答を終わりにいたします。