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(「睡眠と健康」シリーズ第4回目、1984年から続く睡眠研究の旅。心理学、脳波測定、徹夜の実習を経て、睡眠の構造を解明(睡眠と健康第4回その1)#放送大学講義録

なんだか楽しそうな雰囲気である。

 

------講義録始め------

 

今日は睡眠と健康に関するシリーズの第4回目で、睡眠の構造についてお話しします。 私が睡眠の研究を始めたきっかけは1984年、大学3年生の時でした。 私は心理学を専攻していましたが、所属していた大学では睡眠脳波を測定する実習がありました。

実習では、全ての学生が一晩徹夜し、夜間睡眠中の脳波の変化を観察しました。 徹夜をするとお腹が空くので、夜食やおやつを食べながら実習をしたことが楽しい思い出となっています。 睡眠の様子を観察すると、寝付けない様子や深い眠りについている様子、寝返りを打って睡眠が浅くなる様子など、その人の睡眠状態が明確にわかります。 この経験に大きな感動を覚え、それ以来、睡眠の研究を続けています。今日の講義では、一晩の間に睡眠がどのように変化するかについてお話しします。

これは、いわば私の睡眠研究の原点と言える内容です。