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睡眠の深さ測定法として音に反応させる方法と脳波計を用いた電気活動の記録を紹介。脳の神経細胞、電気変化に焦点(睡眠と健康第4回その2)#放送大学講義録

脳波というのも不思議なものであると知る。

 

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さて、皆さんはどのような方法で睡眠の深さを測ることができると思いますか。 最も簡単な方法は、眠っている人の近くで音を鳴らし、彼らが起きるかどうかを確認することです。

音の大きさを徐々に上げていき、起きたときの音の大きさを記録すれば、睡眠がどれだけ深かったかがわかります。しかし、この方法では毎回その人を起こさなければならないため、睡眠の深さを調べることができません。これでは自然な睡眠の状態を調査することができません。それでは、その人を起こさずに睡眠の深さを測る方法はあるでしょうか。一つの方法は脳波の測定です。

脳波は、「脳」と「波」という漢字を組み合わせた言葉ですが、もちろん脳に波があるわけではありません。

脳波は、脳の電気活動を記録したものです。時間が経つにつれて脳の電気活動がどのように変化するかを紙に記録すると、私たちの精神状態によって非常に特徴的な波形が現れます。これを脳波と呼びます。脳の電気活動を想像するのは少し難しいかもしれませんが、

脳には非常に多くの神経細胞が集まっており、これらの細胞は様々な化学物質を放出したり吸収したりすることで情報を伝達します。神経細胞が化学物質を放出したり吸収したりする際に電気変化が生じます。

個々の神経細胞の電気変化が集まって脳全体の電気変化となり、これを記録したものが脳波です。 脳波を測定するには、頭の皮膚に直径約5ミリメートルの電極を貼り付けます。 この電極を脳波計に接続すると、様々な形の波、つまり脳波が現れます。