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生活者と家族ライフスタイル(家族生活研究第9回)

今の日本でも差別や社会的排除が横行している現実を受け止めなければ。

 

現代社会と生活者。ライフスタイル。生き方や価値観。個々の生活者が組み立てる。自分の欲求や生活目標の達成の為の生活システム。仕事とプライベートな生活、どちらを重視するか。長時間働かなければ生活できない、ライフスタイルとは言い難い。自分が選んだ生活の組み立て、満足を見出す。自分の生活を主体的に組み立てる。私的な生活を自由として楽しめるようになった。一個人としての存在価値を自分らしさにおく。一人ひとりの拘り。何に価値があるか。誰もが一生活者として自分の人生を決める、容認できるようになってきた。同じような生き方をしなければならない、横並び、という訳ではない。誰もが願っていても思うような生活が出来るとは限らない。ライフチャンス。ライフスタイルを具体化することの条件。お金、時間、人間関係、社会の仕組み。社会の側の条件や生活者の側の条件。生活者資源。高額である、リスクが伴う。ライフチャンスとして限定的。生活課題の達成の為の文化的条件を自分で選ぶことが出来るか。欲しいものを手にすることが出来るか、経済的な時間的な負担。仕事人間。働いても働いても生活が楽にならない。ワーキングプア。自己責任や自己努力だけでなく、社会の側の問題。
生活者中心の家族観。結婚しても自分だけの目標を持つべき?男女とも8割が賛成。今日の未婚の男女は、家族の為に自分を犠牲にするのは良いとは思わない、自分の生き方が大事。家族観。結婚にも一定の影響。少子高齢化、なかなか結婚しない。結婚の利点。他方独身でいるのに利点はあるか。自分の生活の中で結婚するかどうかを判断する。社会のためや親のためではない。自分の生活の中に結婚を位置づける。意味があると思えば結婚する。しかしプライバシーは守りたい。婚姻制度や性別分業制度の問題?
家族を形成する。交渉が重要。家族生活におけるライフスタイルとライフチャンス。家族ライフスタイル。自分の生活の中に家族を如何に位置づけるか。どの程度家族に関わるか。自分の生活を維持しながらどのような関係を築くか。日本の制度では脱制度的な、結婚しないでパートナーと共同生活を、事実婚。女性同士、男性同士の共同生活。結婚しても夫婦別姓を。私が私らしくあるために。生活者中心の家族ライフスタイル。自分の生活を優先するか二人の関係を優先するか。ケース・バイ・ケースで?家族関係のライフチャンス。いつも一緒が良い?それぞれ自分の趣味があるので、個別志向的な。選択肢があって自分達が選んだと思え、満足している、それがライフスタイル。不利益を被らず社会的に容認されている。脱制度的な家族。結婚しないで子供を産む。未婚の母。お互いに満足できる。選んだからといって実現できるとは限らない。具体化としてのライフチャンスの問題。社会の側と生活者の側。個々の生活者の多様なニーズに応えることが出来るか?嫡出子の問題。婚外子。差別や偏見が根強い。社会の側のライフチャンスの欠如。生きづらさだけでなく社会的に排除。重要な欠点。生きづらさ。離婚死別未婚の母、子連れシングルの問題。育児負担の低減など課題解決が困難。本人の努力ではどうしようもないような。生活が楽にならない。手を抜くとガラガラと崩れてしまう。諸条件のアクセスの問題。
非婚の子連れシングル。婚約破棄されたけれど、未婚で子供を産む。様々な差別、社会的排除。子供が産まれて。出生届、嫡出子ではない。屈辱。産まれた子は全て正当な子供の筈。差別。認知してもらおうとしたが無視された。民事裁判で婚約不履行。法テラス。知らない人も多い。認知をしてもらう難しさ。争わなければいけない。父親にあたる男性は選択肢がある?DNA鑑定。それが無ければ認知しない。費用は折半。仕事という基盤が無ければ何も出来ない。精神的にも経済的にも負担。養育費調停。相手の居住地の家裁へ。違う家裁へは相手の合意が必要。仕事を休まなければならない。正規雇用になったけれど、未婚なので寡婦控除が適用されないことに。後で追徴される。凄い貧困に。みなし寡婦控除の問題。上手く誤魔化されている?保育料の算定。死別と離婚と未婚、差別が。介護保険の保険料の問題。実際に運動するにはエネルギーが要るけれど、仲間と共に頑張らなければ。生き方で差別されたくない。児童扶養手当で根掘り葉掘り聞くのは止めて欲しい。
如何に日本の社会が差別し社会的排除をしているか?標準家族。正規雇用で働いている。社会で仲間として受け入れられている。しかし標準家族でなくなった、非正規になった、近所付き合いがなくなった。声を上げても自己責任、自己努力で済まされてしまう。地域の中での孤立。将来が見えない。それでも放置されている。どうしたら良い?社会で包摂されるためには?人として尊重される、多様な生き方が認められる。最低限の生活が保障される。頑張れば将来に希望が持てる、地域社会から排除されない。ライフスタイルやライフチャンス。子供の人権や障害者の人権。多様性だけでは無視されかねない。誰もが多様性のあるライフスタイルが。自らの選択に対し何らも不利益を受けない。社会の側のライフチャンスの整備が必要。

 

家族生活研究―家族の景色とその見方 (放送大学大学院教材)

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