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空間経済学と産業クラスター(アジア産業論第3回)

アジアの経済が発達した要因を解明して、例えばアフリカの経済発展に役立てることが出来るのだろうかが将来の課題になるのではと感じる。

 

イノベーション。産業クラスター。産業集積。階層モデル。言葉の説明。クラスターは色んなところに。ぶどうの房。マイケル・ポーター。産業クラスターを定義。相互に関連した企業と専門性の高い供給業者など、地理的に集中する。日本では企業城下町。豊田市。周りにデンソー、アイシンなどのサプライヤー。二次系列など。企業の群れ、産業集積。クラスターの重要な考え方。空間経済学を創始。地理的にどういう産業が出来るかという集積の研究。イノベーションはどう起こるか。イノベーションとは?シュンペーター。5つの観点。新しい製品の創造。市場の開拓。新しい組織の形成など。AppleのiPod。他の製品と差別化。Amazon。netで販売する。新しいことを創造することが世界中で重要。アジアでもInnovationをどう起こすのかが重要。産業を集積させクラスターをどう起こさせるのかが課題。マイケル・ポーター。国が競争的になるには?ダイヤモンドモデル。4つの条件。企業戦略や競争環境。投入要素条件。高度で厳しい顧客がいるのか、など。競争力が強くなる条件。要素条件。生産要素。資本労働土地。十分に備わっているか。需要条件。充分な需要があるのか、売れるのか。関連産業。裾野産業。部品産業など。クラスターの中の企業が充分に競争しているのか。4つの条件がそろうのが、国の競争力を強くさせる。そのためにはどうするか?その分析は充分になされていない。どういう順番をつけて経済を活性化させるのか。条件を整える為に。フローチャートアプローチ。アジアでは日本の商社というのが重要な役割を。台湾に65年に出来た輸出加工法。工業団地を。高雄の。経済発展の契機に。重要なインフラを作ることにより急速な発展を。企業がプレイヤーであるから、それが存在しないと活性化しない。アンカーとなる企業が存在して、産業が集積しクラスターに。第一段階。企業が集積していく段階。産業集積の段階。イノベーションの段階。組織をどのように作っていくか。順番に何からやっていけば良いか。順番を間違えると上手くいかない。プラモデルで頭をはめたら手が入らないことも。どういう順番でするのかが現実の経済では重要。アジアの経済発展の要因。85年以降にタイから始まり。適切に組織が。
産業クラスターの新しい分類。アジアの産業クラスターを理解するために重要。マークセン。工業区。イタリア産業クラスター。ハブスポーク。国有企業、アンカーの。別の形に分ける。工業団地。アジアの場合はそこから産業集積を起こすのが普通。作らなくても集積することもあるが。パーク。産業集積を受け入れる団地。アンカー企業。製鉄所。連関効果が高い。北九州の新日鉄。建設には何兆円の単位の投資が必要。イノベーションのダイナミクス。二段階で作っていく。産業クラスターの時間的な。アジアの経済発展においては外国直接投資。特に日本の。後方連関効果を。第1段階の集積は?産業クラスターの形成に必要な。インフラ。先ず経済発展、産業クラスターを作る要因に。組織部門。道路鉄道空港港湾通信電力工業団地。物的インフラ。日本が非常に得意な分野。インフラをアジアに経済援助として建設。アジア経済の基盤に。人が重要。人づくり。どうやって作るのかが維持にも重要。制度をどう作っていくかがクラスター形成には重要。税制土地所有制。フィリピンでは阻害要因に。難しい問題。クラスターを組織と生き物として考える。マイケル・ポーターが重要と位置づけた要因を。この点に関する理論は、シュンペーターなどが示している。生き物として。産業クラスターを組織として考える。環境問題が重要。マイナスの要因もある。環境と格差。環境問題が起こる可能性がある。クラスターに参加出来るか否かで格差が。生態系でいうと環境を守るということが重要。要約する。産業クラスターを作っていく上で、時間をかけながら順番に作らないといけない。組織を作るのは人である。集団になり群れになる。中国などでの環境問題。エコシステムを作らないと生態系を維持できない。
産業クラスター政策がアジアでは上手くいった。2つの段階。第1段階の産業集積。工業団地。日本のインフラ形成。生活環境を整える。アンカー企業。タイでは三菱自動車が。それに続いてサプライヤーが集積。タイの経済成長の契機に。イノベーション。日本でもどうやって起こすのかが課題に。難しい。大学や研究所が1つのシーズを作るのでは、という研究が。日本を始めアジア各国が横一線。集積の4つの条件について。物的なインフラ。制度整備。ワンストップサービス。投資手続の簡素化。規制緩和。税制面の優遇措置。人材。アジアの80年代後半以降の経済発展については、労働集約的な。アジアの場合、識字率がほぼ100%の国が多かった。熟練工やマネージャー。人材育成が大きな問題に。アンカー企業。多国籍企業。トヨタなど。後方連関効果が大きい企業を如何に呼ぶかが産業形成を左右。空間経済学。元々は労働集約的な産業に特化?大きく変化したのは地理的な距離。産業集積に大きな影響を与えることが分かる。自動車産業の発展。部品産業は近くに立地しないと売れない。一緒に行って部品を作る。供給する場所が組立工場から何キロのところにあるのか、採算の問題。距離によって立地が可能かどうか。輸送費の問題。サプライヤーと共に組立工場が。企業の発展に繋がる。規模が大きくなると共に平均費用が下がる。収穫逓増の法則。独占的競争モデル。3つの考え方を導入した経済モデル。ノーベル賞の候補に。クラスター論。シークエンスを分析。産業集積がどう起こるかを分析。実証研究が。アジアがどのように産業集積が起こるか、予測の段階に。マイケル・ポーターのイノベーションの理論。研究が盛んに。シリコンバレー。何故Innovationが持続し難しくなるのか。クラスターを形成する上では実践が重要。理論がこうですよというだけでは、実際にどうするかが進まない。フローチャートアプローチ。
産業クラスター。産業集積。Innovation。アジアの多くの地域で見られる現象。タイの東部臨海地域。マレーシアの家電産業。ベトナムのキャノン。中国の天津、トヨタ。自動車集積。広州。空間経済学。

 

アジア産業論―経済の高度化と統合 (放送大学教材)

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