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試行錯誤する消費 -消費社会の第2段階-(経済社会を考える第4回)

単純に第1段階と第2段階に截然と区切れるのかは少し疑問符が。

 

消費社会の変化。消費社会の第1段階。今日は第2段階。消費社会は変化を続ける。第1段階が転機を迎え第2段階へ。第2段階はどこが違いどのように変化したか。記号的消費や差異を求める消費。第2の消費文化。記号と差異。違い。差異化。第1段階と第2段階を分ける。
消費社会の第1段階。消費の量的な多さを。豊富な物質。比較的短い間で転機に。一通り揃うとこの先何を求めるのかハッキリしないようになる。心の豊かさか物の豊かさか。これからは心の豊かさに重きを、という解答が多くなる。60年代後半に逆転。それからが消費社会の第2段階。世論調査で転換がよく分かる。なぜ変化が起こったのか?第2段階。量の多さや便利さだけで満足できない。時間的な余裕や精神的満足感を。文化や教育など様々に消費を。消費社会に伴う問題が。消費者問題。ごみ問題。公害や資源枯渇。かなり目立つように。新しいライフスタイルを模索。ヒッピー。エコな生活を。自発的簡素化運動。脱物質主義。消費社会の第2段階。物質的要素精神的要素社会的要素。何時頃に起こった?先進国に共通。当時の先進諸国に共通。日本でも同じ動きが。日本の方が明確。73年の第一次オイルショック。急速に第2段階へ移行。スピードダウン。モノ離れ。比較的短期間に一斉に起こった。日本ではずっと消費が盛んな時代がそれからも続き、バブル景気や今でも。第2段階として位置づけることが難しい?物質的豊かさの見直しとは?第1の消費文化の問題。今でも有力。衰退する訳ではない。目的が加わるのが第2段階。起こったことはものの豊かさだけを追求するのではなく。段階という言い方。積み重なって段階になる、重層化している。
記号的消費や差異を求める消費の内容。第1段階はそれ以上豊かになる必要はない。衣食住や機械が揃った。かなり恵まれた社会。消費水準をこれ以上高めると望ましくない?無くても良いことをなぜ求める?消費は記号となった、差異を求める消費になった。ボードリヤール。記号のように何らかのメッセージを示すために消費を。お金持ちであることを示すために高級車に乗る。私立中学。不自由ない生活を示す。ウェブレン。見せびらかしの消費。顕示的消費。収入の高さや地位の高さを示す。70年代にかけて、記号の為に大量に消費を。自動車。機能的に使う物質的な面。外国車に乗ると見せびらかしの。モノ以外のサービスを。2つの要素が消費に。ウェブレン。ビジネス社会。記号的消費。差異を求める消費の具体化は?何かを伝える為の消費。人とは違う服装を。変わったデザインを。メッセージがはっきりしていない。他とは違うということを。示す、というのは他人事の行為。ただ自己満足の為に変わった消費を。ボードリヤールも少し論じているが。主に日本の研究者が。消費社会の第2段階と消費の仕方の関係は?大きな注目を。消費社会に大きな比重を。消費文化という用語も使われるようになった。消費社会の第2段階となって、第1段階との関係は?当時の研究者。第2段階こそ消費社会。どこから消費社会が始まったか曖昧に考えていた。第1段階ではまだ消費社会と考えていなかったのでは。第1段階でも記号的消費はあったのではと考える人も。TVを持っているのはステータス。だから第1段階も第2段階も同じ?機能的価値と豊富さを全く論じないのは無理がある。消費社会は変化する。変化した段階で消費の変化を認めることも。ブランド消費。第2段階は過渡的?砂上の楼閣的。夢のようなイメージ。
消費社会の第2段階の中身は?別の消費文化になった?第2の消費文化と言い換える。関係的価値を非常に水準が高く。非慣習的。関係的価値。人と人との関係で価値が出てくる?自己目的的。コンサマトリー。自己完結的。自分で満足。関係的価値。機能的価値に対する。消費が自分だけではなく、冷蔵庫などと役立ち方が異なる。人間関係を設定するのに役立つ。自分を尊敬させたいなど。周りに合わせて目立たなくするなども。関係をうまくやっていく、それで価値を。記号的消費は関係的価値を。他人や集団とは直接関係ない。珍しいものや新しいものを消費。他者や集団と関係なく差異だけを求める。非機能的。機能的には役に立たない。どう考えても使いづらいものを。非慣習的。普通ではないような珍しい。変わっているということ自体に価値を。特に洋服。少し変わった物を着用している。どちらとも言えないケースも。あまり実用的でないのはどちらかに。第2の消費文化に。全体としては記号的消費や差異を求める消費に。人との関係がオモテに出てくるのが第2の消費文化。第2の消費文化。第2段階に入った頃から注目。無くても済むものの消費。要らないようなものが。批判をする人も大変多かった。バブル経済がピーク。高級ブランド品。変わった形の車。衣服の流行を追う。第2の消費文化が第2の段階に該当する?第2段階においては第2の消費文化に属しないものは多い。どんな?第2の消費文化とだいぶ異なる。レジャーや趣味の為の消費。健康や衛生の為の消費。ファッションや目新しい食品は伸びていない。逆に車やエアコン。ステータス・シンボル。通勤を楽にし便利にする。第2段階では消費への関心を失って宗教やボランティアに。脱消費社会に。一通りの豊かさからの過渡期。試行錯誤の時期。消費社会の第2段階と第2の消費文化にはズレが。

 

経済社会を考える―消費・産業の様式(モード)とアンサンブル (放送大学教材)

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