私の頃の高槻市の小中学校の労働組合は日本社会党左派に主張が近いようだった。時々は1時間目の冒頭29分間(というのは30分以上だと違法になるかららしい)のストライキをして、その間は児童が勝手に過ごすのが風習になっていた。後はやたらと怒りを上げることが必要だと教育を受けた。対象は時の権力。差別解消の為に異議申立てをすべきだと。偏向教育だともされている。しかし権力を監視する(勿論その「権力」は国家組織に限らないが)のは必要なのだから、その限りに於いては役に立っていると言える。自分より弱い対象に怒りをぶつけて鬱憤バラシをする風潮には、なかなか私はついていけないでいる。
