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「みる」ことから心を探る -観察法-(心理学研究法第7回)

研究をするという視点で、日頃の観察を見直してみるのも有意義かも。

 

組織における公平さの影響。日々の生活の中で常に観察を。目は口ほどに物を言う。言語によらない、ノンバーバルコミュニケーション。相手の何気ない仕草や振る舞いを読み取って意思疎通を。心理学の観察法との相違。データや情報を正確に収集するために日常の観察はない。学術的なコミュニケーションはいい気分はしない。エラーや歪みを。エビデンスのある情報を収集。体系的手続や方法。基本的な手続や考え方。ALS患者の観察。
実験者は条件を変動させる。独立変数の操作。要因以外のものが影響を与えないよう統制する。条件変動により内的状態や行動に変化がないか。従属変数の測定。共変関係を通して因果関係を、実験観察法。観察法は観察の形態。観察者と被観察者の関係。参加観察と非参加観察。参加観察は直接。職人の技能や技。非参加観察。意識させない。ビデオカメラやマジックミラーが用いられることも。観察の対象や現象を選択する情報。時間見本法、事象見本法、参加観察法。時間見本法、タイムサンプリング法。時間単位。設定された時間観察毎に。小学2年生の。授業の態度と学業成績。国語の授業を10分間撮影。一人ひとりの児童の行動を。10秒に区切る。60単位。1単位の間に特定の行動を数え上げる。手を挙げるなどの行動をカウントする。現象の量的な把握に適する。得られたデータを量的に分析することも可能。テストの成績とそれに応じて生徒を3グループに分ける。各行動の頻度が差が無いかを検討。クロス集計。関連性が見いだされば知見が得られるかもしれない。事象見本法、イベントサンプリング法。焦点をあてた特定のイベントがどのように生起して帰結に至るのか組織的に観察。生起するまで待つという非効率な点も。交差点におけるドライバーの一時停止行為。ビデオカメラで長期間に撮影。画像の分析。シートベルト着用の有無など。参加観察法。文化人類学など。現場に身を置いて観察。心理学的観察法の目的は観察した現象をエビデンスとして記録する。準備を事前にしっかりと。参加観察の追加説明。観察形態における非参加観察と参加観察。参加観察法は参加形態に。非参加観察と対比的に。時間見本法や事象見本法と併置されることもある。ニュアンスが多少異なる。
観察したものをエビデンスとして記録。その手続。現象は何らかの形でデータ化、エビデンスとして記述。データ化の形式。数量化するという狭いものではなく、記録として残すということ。量的方法と質的方法。質的方法。情報などを。行動描写法など。量的方法。記録用紙に従って記録。チェックリスト法など。質的記録方法の自由記述法、言葉で自由に記録。ビデオカメラなども。自然に捉えることが出来る。忠実に再現。記録に手間がかかり、事後の分類などが難しい。ただメモをとるのではない。事前にしっかりとした記録用紙を。幾つかの観察単位に。時間などの基礎データを。チェックリスト法。観点が明確な場合に。行動カテゴリーを抽出しチェックリストを作成。評定法。観察された現象の全般的傾向を。児童が課題に取り組む。自由度。5段階で評定。主観の程度が大きい。
観察法の実践。ゲストスピーカーのInterview。福島県立医科大学の日高智大。みることから心を探る。医学部。医学領域の中で研究を。元々は心理学を。専門は社会心理学。医療と関連が強い。衛生学予防医学講座。観察法を使った研究。参加観察法を用いてALS患者の観察を。車椅子のホーキング博士が患者。筋肉の萎縮。運動能力を失い最終的には死に。移動や食事が困難に。息をするのも困難に。呼吸器の。気管切開、喉に穴をあける。音声言語が困難に。声以外で意思疎通を。目の瞬きの機能が残っているなら、回数ややり方などでYesNoを。文字盤。透明なアクリル板。視線で文字を。パソコンなどのIT機器を使ったり。体が動かない状態。すごく大変怖いと感じるかも。様々な生活上の工夫で楽しさを見出して生きている人も。ただ単にどんな生活上の工夫を?などのように尋ねたとしても分からないことが多い。10年以上に亘り自宅で生活している場合、心の揺れ動きなど様々な変容が。必ずしも意識していないことが。そうした部分を記述し分析するために参加観察法を。何をしていてどのように考えているかを分析。一連の研究の中では自宅だけでなく患者会の会合にも。研究法という観点で整理。自然観察法。参加観察法。観察単位の選択。様々な方法を。時間見本法を用いる例。時間の間隔の中で特定の行為を。ALS患者の患者会の会合の観察。患者や家族が参加。部屋の中で話しつつ痰などのケアが。同時並行的に様々な行為が。どのような行動が生じるのかカテゴリーを難しい。行動描写法。一体になってやることをサポート。発現の内容も。事象見本法。ALS患者がコミュニケーションする。独特な間が生じることが。沈黙を感じる。間がどのような頻度で出現して終わるのか。会話をしている場面をビデオで撮影して分析。チェックリスト法を中心にした記録用紙を。相手の仕草など。沈黙の時間なども記録。
観察法の面白さや醍醐味、メリットとデメリット。非日常的な状態ではなく、人の行動を日常の文脈の中で。質的データも取ることが出来る。言語的な反応を取りづらい人にもアプローチできる。行動の傾向も。観察法と言っても様々。マジックミラー越しに一方的に観察。直接的関わりは殆どない。非参加観察法。参加観察法では協力者との関わりを持ちながら。文化人類学の影響が大きい。心理学以外でも社会学や看護学などの領域で。参加観察法では詳細に立ち入って内部の人の視点から。当然だが現場の人と関わりを。面白さと困難が。ALS患者の自宅に。よそ行きの態度から徐々に昔の話や悩んだ話を。一回会っただけでは聞けないような話を。現場での介護。一つ一つの行為の意味が分かる。観察法のメリット・デメリット。何をどのように記述するか。

 

心理学研究法 (放送大学教材)

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