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懐疑主義。

私はカール・セーガン氏の「悪霊にさいなまれる世界」という上下巻のハヤカワ文庫を読んだことがある。

 

 上巻では、科学的懐疑主義という考え方が説明されている。懐疑主義と言えば何でもかんでも疑うのを連想させ、それは間違ってはいない。しかしここでいう科学的懐疑主義は、疑似科学について考える際に用いられるツール。火星人などの疑似科学がアメリカでは盛んだが、それにつき根拠があるかを考えていくというスタイルになっている。自然科学の考えの道筋として、これほど適切な書籍はなかなか無いと私は考えている。オススメ。