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刑事政策と福祉的実践(福祉政策の課題第13回)

今回は女性がメインだったけれど、出所後の男性の問題も同様に深刻ではと考える。

 

深谷裕。刑事政策と福祉的実践。罪を犯した人の社会復帰。罪を犯した女性の社会復帰支援。
女性受刑者の概要。入所受刑者の女性の割合は9.8%、2000人程度。年々増加傾向。特に窃盗。最も多い。40%以上。2年以内の出所が67%。心的障害などを抱える人も。特有の課題に対応した処遇プログラム。窃盗防止指導など。自立支援指導。家族関係講座など。窃盗に至った自分自身。自己肯定感を高める。具体的生活の方法を考えさせる。グループワーク形式で。出所後も継続してプログラムを受ける必要があるが容易ではない。出所後は社会で。一市民に対し強制的に受けさせることは出来ない。受刑機関に限られる。自発的に受けることも可能だが、認識させるのは難しい。希望したとしても提供できる体制が地域に整っていない。
罪を犯した人の社会復帰支援。刑務所などの矯正施設での支援や地域での支援。決まりを守る。門限や喫煙禁止や整理整頓。早寝早起きなど基本的生活習慣を。社会資源の紹介など。精神科の薬には依存することが。無料低額診療を。多岐にわたる支援。矯正施設を出た後で支援を受けることが難しい人もたくさんいる。高齢者や精神的な問題が。地域で暮らしていく上での問題。精神的問題。地域での居場所がない。単身生活であっても近所での人間関係があれば状況は違うが、家族などとの関係も問題。薬物使用者としてしか。身体や精神の病気については治療を。処方された薬を正しく飲み定期的に診療するなどが難しい。精神疾患や薬物使用者の問題。地域の社会支援までの橋渡しを。日中の居場所を確保、SOSを出せる場所を。薬物症の問題には自助グループなども。精神保健福祉センターも。地域の様々な社会資源。入所者の高齢化。高齢女性の窃盗事件が増えている。高齢の方では殆ど。更生保護施設でも受け入れているが。施設の利用者全体では薬物使用者が多いが。若い頃からの常習者も居るが。女性の場合は離婚がキーワードに。貧困に。ある程度の年齢までは働けるが、年齢を重ねると難しい。無力感が。アルコールや精神薬への依存が。娘の年代の人に対しては?支援者への共感を。若い利用者。精神科受診歴や生活保護。学校に行かず仕事もしない人も。売春などで大金を稼ぐと難しくなる。医療や福祉だけでなく金銭管理などの支援が必要。若い利用者は親の存在が大きい。両親の不仲などの問題。大麻や危険ドラッグ。学校に行かず不良との付き合いからは変化。摂食障害。食事を制限することは出来ない。人間関係についての依存。集団生活が困難。再犯して矯正施設に。小さいこどもが居るケース。家族が引き取って育てる場合もあるが、児童養護施設に居る子供が多い。すぐに会えるわけではない。手紙も児童相談所の職員を介して。薬物依存の親に対する子どもの問題は難しい。母親の方も力を落としてしまい孤独感に。子供の支援者にとっては慎重にならざるを得ない。保護観察所や地域生活支援センターなど他の支援機関との連携。とても大事。更生保護施設では司法関連機関と医療福祉関連機関との連携。病気により支援の目標が異なる。領域が異なると目的も異なる。更生保護施設では短期間だけではなくどのように生活するか長期的な目標を。展望がないまま生活。高齢者について言えば退職後の期間が長く。にもかかわらずどう生きるのかについて社会が解決策を見いだせていない。親密だった人との死別。身体機能の衰えで様々な喪失体験を。対応が充分になされていない。長期的関わりが必要。施設から出るとどうなる?民間のアパートを借りたり家族と暮らしたり。就職をする人も。ビルやマンションの清掃。コールセンターも増えている。資格を持って介護を。継続してフォローアップを。対処した後に単身生活をする人へ訪問して助言したりする。薬物処遇。プログラムを。全16回。医師や当事者に。更生保護施設の期間は短い。フォローアップ支援は地域の支援が定着したら終了。地域の支援者と情報交換。1年以上はなかなかない。再犯の連絡も受ける。保護観察期間は強いブレーキ。刑期が終わったその日に覚せい剤を。逮捕後は感謝の手紙も。反面はやめたいという気持ちもあるが依存性があるので簡単ではない。受刑歴を隠さず話が出来るのはありがたいこと。分かち合って生活する喜びを。更生保護については政策上も力を入れている。更生保護施設に期待される役割の変化。以前は矯正施設を出た人に居場所を提供するのがメイン。高齢や障害を持つ人を。定期的な支援をすれば再犯が防げる。福祉サービスの支援を。12年に再犯防止に向けた総合対策。支援員数やスキルが追いついていない。支援員のスキルアップは重要。スーパービジョンを。専門職を増やすのも重要だが全員について計画を立てて支援していき生活を考えることが。更生保護施設の期間は少ないので地域での支援につなげる。本人に寄り添うのが醍醐味。対象者を尊重する。生育歴から自己評価が低い人も。長所や強みを見つけていく。言葉遣いにも気をつける。寮の決まりを守るなどで起こることも必要。言葉を選ぶのが難しい。自身の心のcontrolが難しい。感情が揺れ動くのは日常茶飯事。辛いことも。人間と人間との関わり。セルフケアも福祉職に大事。アドバイス。福祉の仕事は結果が数字で表されずgoalsも明確ではない。支援をしていても後ろに戻ることを受け入れなければならないことも。その人の生き方そのもの。専門職であっても自分の成長に繋がる。力をつけるということも。自分を大切にしながら。
再犯防止という社会の要請に答えて専門化が。居場所の提供以上に。対応には長期的で丁寧な関わりが。現状の制度の枠組の中では支援の糸が途切れないよう他機関との連携を。再犯をせず生活していくには精神的健康や家族支援などの関与を。更生保護と地域的福祉の関係。従来は児童や障害者高齢者の抱える特有の課題ごとの実践だったが、総合的支援への転換へ。コミュニティソーシャルワーク。地域の包括的支援の重視の要因。生活課題の多様化。従来の枠組では対応できない。戦後しばらくは生存権保障がなされていない人や生活課題に付き選別的に。核家族化や少子高齢化。子育て支援や介護などのニーズを満たす方へと。多様な生活needsに対し対応できなくなってきた。多重債務者やホームレスなどに充分に対応できていない。地域を基盤とした総合的包括的支援を。ソーシャルワークが対応する問題の深刻化。更生保護の対象となる女性は虐待問題や健康問題を抱えたり、1人が複数の問題を抱える。様々な専門職がnetworkを。民間で出来ることは民間で、地域でできることは地域で。行財政改革。市民の関与による共助。地域住民の生活課題を共同して解決していく流れ。従来から更生保護の領域では地域や民間の協力が重視されてきた。更生保護施設もほとんどが民間。地域の様々な人が社会復帰に関わっている。地域の人の協力が必要。特に女性高齢者による窃盗の問題。就労先との繋がりが切れて孤独感を。窃盗は癖になる。矯正するのは容易ではない。クレプトマニア。女性の窃盗犯は再犯率が高い。配偶者との死別や介護などのストレス。適切な居場所のない高齢者が更生するには地域の人の見守りが鍵に。地域の福祉課題や地域社会の生活課題への共助の観点。地域住民には様々な人が居ることを。偏見は未だに根強く残っているが、社会復帰を支える責任は地域社会に。

 

福祉政策の課題―人権保障への道 (放送大学大学院教材)

福祉政策の課題―人権保障への道 (放送大学大学院教材)